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碧の瞳

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碧の瞳が咲いています。

 

花房自体はそれほど大きくなく、大株に育っても花房の数が増えるだけで、
花房自体の大きさはさほど大きくなりません。

 

蕾が若い頃は白色をしていて、
紙風船のようにも見えるかわいらしい姿をしています。

 

だんだんと開花が近くなるにつれ、白かった蕾が青みがかってきて、
パカッと花弁が開いて開花します。

 

花はあまり大きくなく、一重ですが、キレイな星形をしていて、
それが集まって咲いている姿は、なんともかわいらしい雰囲気があります。

 

1つの花房の中で、少しずつ花が開いていくため、花期は長めです。
花弁も厚めでしっかりとし、すぐに枯れることがなく、長く楽しめます。

 

蕾が青くなって開花した後、花弁の内側も青いですが、
濃い青というよりは、少し薄めの青や水色になることが多いです。

 

株の状態や個体差で、花弁が開いても白っぽいままの場合もあります。
花の色の基本は青ですが、普通のアジサイと同じように、
土の酸度によって色が多少変化します。

 

土が酸性であれば青になり、
アルカリ性になると紫~薄い赤紫色になることがあります。

 

碧の瞳の名の通り、青系の花を咲かせたいのであれば、
土の酸度にも気を配った方が良さそうです。

 

 

碧の瞳の大きな特徴の1つとして、花の後に実がなるということがあります。
碧の瞳は花も水色~青色になりますが、後になる実はかなり色が濃く、
藍色に近いような濃い青色をしています。

 

表面にはツヤがあって色も濃いため、非常に目立ちます。
ただ、開花した後には必ず実がなるということではなく、
ある程度株が充実するまでは、なかなか実がつかないことも多いようです。

 

また、実がなるのは秋頃で、そこまで花を残して剪定しないままでいると、
翌年に開花しない場合があります。

 

碧の瞳の最大の特徴は、やはり常緑であることです。
葉の形は一般的なアジサイとよく似ていますが、
やや細めでツヤがなく、色も濃くありません。

 

普通のアジサイならば、晩秋には葉が黄葉して落ちますが、
碧の瞳の場合は、多少萎れたようになったり、
葉色が薄くなっても、落ちるまでには至りません。

 

強い寒さに一時的に当たることで、葉全体の色が黒っぽくなったり、
葉先が焼けたようになることもありますが、
寒さが一時的なものであれば、落葉せずに済むことがほとんどです。

 

ただし、完全な常緑を保てない場合もあります。
寒さには強いですが、寒い地域で育てる場合、
戸外で越冬させようとすると、落葉する場合があります。

ネットより