先日、梅雨前の晴れ間を狙って日本百名山の一つでもある、奈良県と三重県境に またがる大台ケ原に、六月初旬に可憐な花を咲かせるシロヤシオを見るためハイキングを兼ねて訪れました。
大台ケ原は、車道が頂上付近まで通じていて広い駐車場もあり、比較的簡単に深山の雰囲気を感じられる山として人気があり、多くのハイカーが訪れます。
この時期は、シロヤシオ が登山道沿いのあちこちに白色の可憐な花を咲かせます。
シロヤシオは、ツツジ科の落葉中・低木で、別名『五葉つつじ』ともよばれ、愛子内親王のお印としても知られています。
花は3・4cmの大きさで木に鈴なりに咲いていて、葉も別名の通り五葉に分かれていて赤い縁取りがあり、とても可愛い形をしています。
大台ケ原の主なハイキングコースは東大台と西大台コースがあり、今回は比較的簡単に歩くことが出来て見所の多い東大台コースを歩きました。
歩行周遊距離約9キロメートル、所要時間はゆっくりと歩いて約四時間程度、多少の高低差はありますが
道もよく整備されていて、初心者や家族連れでも十分楽しめます。
コース内の主な見所として、大峰山脈が見渡せる大岩壁の【大蛇グラ】、トウヒ林が立ち枯れたり白骨のように横たわる【正木峠】、360度の大展望が得られる大台ケ原の最高峰の【日出ケ岳】(標高1695m)などが点在し、運がよければ野生の鹿にも遭遇したりします。
春の新緑、石楠花の花、初夏のツツジ類、真夏の避暑、秋の紅葉などそれぞれの季節に楽しめます。
今後も色々な季節に訪れてみたい工事担当Mでした。