ちょっと前になりますが、ゴールデンウィークに家族と岐阜の親戚の家に遊びに行った時、ちょっと時間があったので近くにある虎渓山まで散歩に行ってきました。
ここは岐阜県多治見市にある臨済宗南禅寺派の寺院で、永保寺庭園は室町時代に夢窓国師が設計した、京都の西芳寺(苔寺)、天竜寺、鎌倉の瑞泉寺と並ぶ国師の代表作の一つです。
池に架かる橋は無際橋、現在ではこうした屋形のある橋は珍しいそうで、奥に見えるお堂は国宝観音堂、国師が虎渓に来られて1年、40歳の時に建立されものだそうです。
国宝開山堂
1352年頃に足利尊氏が建立したといわれる国宝開山堂。
室町時代初期の代表的な建築で、堂内は石敷きの土間に化粧屋根裏とするなど、本格的な禅宗様の意匠になってます。
また、裏側の祠堂には夢窓国師、開山仏徳禅師の坐像が安置されてます。
虎渓山専門道場
永保寺は臨済宗南禅寺派の寺院であり、専門道場は参禅弁道により己事を究明体得せしめる道場です。
他に専門道場は京都(南禅寺)、佐賀(円通寺)、東京(広園寺)の寺院内にもあります。
また道場の玄関前にある樹高約25m、樹齢約670年のイチョウの木があり、かなりの存在感がでした。(樹勢はまだ盛んらしいです。)
ちなみに、私がまだ小さかった頃から親戚の家に遊びに来た時には、よくここへ父親と散歩がてら来ていましたが、その時はこんな庭より近くの遊具で遊んでいるほうがと思っていましたが、現在庭に関わる仕事をし、今になってようやくここの凄さを感じることが出来るようになってきました。
以上、古き良き心も持ち合せている(自称) 庭雅、設計のTでした (。-_-。)
(我が子もやっぱり遊具のほうがいい??)