宝泉院

先月つゆの中休みに、大原三千院近くの宝泉院へ行ってきました。
見所を紹介します。

【額縁庭園】
縁側の柱と柱に囲まれた空間を額縁に見立てています。
座敷や縁側で、抹茶を頂きながら庭園を観賞します。
五葉松は樹齢700年を超え、枝ぶりが近江富士をかたどってるとの事でした京都市の天然記念物に指定されています。
竹林越しには、大原の山並みの借景庭園が観賞できます。
四季折々の風景が楽しめます。

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【血天井】
縁側の天井の板は、血天井として知られています。
関が原合戦の前哨戦で、伏見城が落城した際、鳥居元忠らが自刀した時の、血痕の跡が残る廊下の床板を、
供養の為、天井板として使って祀ったそうです。
このお寺の他、数軒の寺院にも使用されているそうです。

宝泉院1

【沙羅双樹】
運よく、沙羅双樹の花が咲いていました。
咲く時期が短いそうです。
この花は、朝咲いてその日の夕方に落下してしまいます。
はなびらで散るのではなく、花の形のままで落ちます。

平家物語の冒頭の一節を思い出しました。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、・・・・・」(あとは忘れました)

つゆの中休みに、穏やかなひとときをすごせました。

積算担当Nでした

沙羅双樹A

沙羅双樹b

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