旧三井家 下鴨別邸

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こんにちは、総務担当の大浦です♪
この10月1日から、一般公開が開始した旧三井家の下鴨別邸に友人と出かけてきました。

京都市左京区、下賀茂神社の糺の森の南、高野川と賀茂川が合流する鴨川デルタと呼ばれる一帯のすぐ北側にあります。
入り口は、下賀茂神社の赤い鳥居のすぐ隣にありました。

三井家(三井財閥)のルーツは、家祖とされる三井高利が呉服商をはじめたところからスタートします。
時代物の名セリフ 『越後屋、お主も悪よのぉ~~』のあの越後屋が、三井財閥のルーツなのです(笑)

この別邸は、「主屋」「玄関棟」「茶室」からなります。

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「玄関棟」の屋根には、三井家の家紋「四ツ目結(ゆい)」の家紋が入った鬼瓦が光っていました。

何といってもこの別邸の一番の特徴は、主屋の三階の望楼ですね。
望楼からは、大文字山など東山の眺望や周囲の景色を楽しめるということですが、
その日は非公開の日で残念ながら見ることはできず、あとの祭りでした。
もっときちんと調べてくればよかった。。。(泣)

戦後に、三井財閥が解体され、この別邸も譲渡された後は、長らくお隣の京都家裁裁判所の所長さんの宿舎として利用されていたそうで、
ほんの5年前に重要文化財に指定されました。

私は、神社やお寺にも興味がありよく出かけますが、住居として建てられた建物なので歴史建造物といえど、
やはり神社・お寺にはない生活感は感じられ、このお部屋は生活したら心地よいだろうなあとか、
私ならここにこんな家具を置いてとか、そういう日常感を想像することができました。
ゆがみガラスにはサッシガラスにない味を、レトロな照明の明かりには優しさを覚えました。

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全般的に、財閥のお宅ですが簡素な意匠で、中庭の様子もご覧のとおり、シンプルそのもの。

お庭は、ひょうたん形の池と、苔地の築山に曲線園路が巡っていました。

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茶室前には、灯篭となつめ型の手水鉢(ちょうずばち)が据えられ、ハランのはっぱが生い茂っていました。
別邸の入り口付近にもこのハランが植えられ、庭師さんか三井家の方が、このハランを選んだ理由を知りたいな~と、思いました。

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最後になりますが、
旧三井家 下鴨別邸をこのブログの材題にするにあたって、「三井財閥」のことをいろいろ調べて
知らなかったことがわかりほんとうにいい勉強になりました (笑)
今度は、望楼に上りたいな…….

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