去年福井若狭旅行に出かけた時の話題です。
以前にある旅行雑誌で紹介されていた【啼応寺(たいおうじ)】にある銀杏観音を訪れました。
若狭町安賀里地区にあるその不思議な観音様は、地区の高台にある寺の長い石段を登りきると、山門の側に立つ銀杏の大木の幹に木造の観音様を抱え込むように存在していて、人の大きさで直接彫られていました。
銀杏の幹がまるで観音様を守るよう、さながら光背のように成長しています。
寺の由緒によると、この銀杏観音は江戸時代末期にこの寺の和尚さんの手によって直接彫りこまれたそうで、当時この付近の集落一帯は飢饉等の良くないことが続き、和尚さんは地区の人々の救済を祈願して、概に樹齢300年以上あった銀杏の大木に直接掘り込んだと伝わっています。
境内にはその他にも、樹齢400年といわれる珍しいギンモクセイの木も植わっていて、隠れたパワースポットして人々がひそかに訪れているそうです。
また、境内ではこの銀杏の木に描かれた観音様が入っているお守りが売られていてその御利益を求めて購入させていただきました。
工事担当Mでした。