先日滋賀県東近江市にある阿賀神社を訪れました。
神社は通称(太郎坊宮)と呼ばれていますが、その名前の由来が神社を守護している天狗『太郎坊』からそのように呼ばれているそうです。
天狗『太郎坊』は同じく天狗で有名な京都鞍馬山に住まう次郎坊と言う天狗の兄で、阿賀神社の守護神になっているそうです。
遠目から見ても美しい二等辺三角形の赤神山(標高350m)中腹の大きな岩の上に神社御本殿があり、山麓の鳥居からは742段の階段を登るのですが、かなりの急勾配があり息がきれます。
ようやく階段を登りきると目前に二つに割れた巨大な岩が現れます。
この巨岩は夫婦岩と呼ばれていて、神の神通力によりて真っ二つに割り開かれたとの言い伝えが残っています。
ご本殿に参拝するには、幅0.8m,全長2mの岩の隙間を進むのですがこの岩を通って参拝するものは「即座に病苦を除き所願が成就するが、悪心ある者は岩に挟まれる」と解説板に書いてあり、通過するときはちょっとドキドキしましたが、挟まれることもなく無事に参拝することができました。
御神体にもなっている赤神山にも登れるということで、参道途中から険しい登山道を歩くこと約30分で巨岩がむき出しになっている頂上に到着、近江平野とその先に琵琶湖の雄大な眺めに、まさに天狗になった気分の工事担当Mでした。