癒しの花・ジャスミンの魅力とは?

ふわっと心を包み込むような、甘くやさしい香り――そんな魅力を持つ花といえば「ジャスミン」。
香水やアロマ、ジャスミンティーなどでおなじみですが、実はガーデニングにもぴったりな植物です。

2040776_m

ジャスミンとは?基本の特徴

ジャスミン(Jasmine)はモクセイ科ソケイ属に属する植物で、世界に約300種類以上あります。
白や黄色の可憐な花を咲かせ、甘く濃厚な香りが特徴です。
特に夕方から夜にかけて香りが強くなり、ナイトガーデンにもぴったりです。

ジャスミンの香りの魅力

ジャスミンの香りは「エキゾチックで官能的」と称され、古くから香水やお香として重宝されています。
精神を落ち着かせ、幸福感を与える作用があるとされ、アロマテラピーでも人気の香りです。

3557904_m

代表的なジャスミンの種類

1. コモンジャスミン(Common Jasmine)

学名:Jasminum officinale
別名:オオバナソケイ(大花素馨)
原産地:ヒマラヤ〜中国西部
特徴:
つる性の低木で、支柱やフェンスなどに絡ませて育てることが多い。
花の色は白で、5枚の花びらを持つ。
香りが強く甘い。ジャスミンティーの香料にも使われる。
開花時期:初夏〜秋(6〜9月ごろ)

2. ハゴロモジャスミン(羽衣ジャスミン)

学名:Jasminum polyanthum
原産地:中国南西部
特徴:
コモンジャスミンに似たつる性の植物で、生育が早い。
つぼみはピンク色、咲くと白くなる。
香りが非常に強く甘い。開花時は遠くからでも香るほど。
観賞用として人気。鉢植えやトレリス仕立てによく使われる。
開花時期:早春〜初夏(3〜5月ごろ)

3. アラビアジャスミン(Arabian Jasmine)

学名:Jasminum sambac
別名:マツリカ(茉莉花)
原産地:インド〜アラビア半島
特徴:
半つる性または低木性。高さ1〜2mほど。
白い花はバラのような重なりのある八重咲き〜一重咲き。
香りが非常に強い甘い香りで、ジャスミンティーや香水の原料として有名。
開花時期:初夏〜秋(6〜10月ごろ)
高温多湿を好み、熱帯〜亜熱帯向きの植物。

29692420_m

ジャスミンを庭に植えるメリット

1. 香りで癒しの空間を演出

ジャスミンを庭に植えると、開花期には自然と芳香が広がり、まるでアロマ空間にいるような感覚に。

2. 見た目が美しく、フェンスやアーチに映える

つる性のジャスミンはフェンスやアーチに絡ませると非常に美しく、ナチュラルガーデンのアクセントにぴったり。

3. 比較的育てやすく、初心者にも◎

日当たりと水はけのよい場所を好み、日本の気候にも適応しやすいため、ガーデニング初心者にもおすすめ。

4. 虫除けやリラックス効果も

香りには虫除け効果があると言われ、心を落ち着かせるリラックス効果も期待できます。

25818553_m

ジャスミンは、美しさと香りだけでなく、庭づくりにも大きなメリットをもたらす植物。あなたの庭にも、癒しと彩りを与えてくれる存在になるはずです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)