ミツバの土つくりと施肥

茶碗蒸しにちょっと添えると、その独自の香りと蛋白(たんぱく)な味がほっと心を和ませてくれるミツバ。1度にたくさん使用するものではあらないし、お世辞にも料理の主役にはなりがたい野菜であるが、日本料理では欠かせない名脇役である。
冷涼な気候を好み、春と秋が一番成長させやすいとは云えるが、夏は日覆いをし、冬は温かい場所で保温をすれば季節を問わずに栽培可能である。プランター栽培がでく為、冬は室内で成長させると、観葉植物代わりにもなり目を楽しませてくれる。
品種としては、家庭菜園のケースの場合、短期間で収穫出きる青ミツバがおすすめである。

畑の準備と施肥
★土つくり
ミツバのタネは思ったより発芽しにくい為、畑の土つくりは入念に砕土をする。容器栽培するケースの場合は、表土をふるいでふるう等の配慮が必要である。
タネは15センチメートル間隔のすじまきにする。好光性な為、覆土はタネをうっすらと覆うレベルにする。まき完了したら、軽く押さえ、タネを土に馴染ませる。

★追肥
乾燥に弱い為、発芽まで、そして発芽後も水遣りを欠かさないように注意する。また土が固くなるようならすじ間を軽く耕してやる。込み合わないように順次間引きをし、半月に1度くらい追肥をし、肥料切れしないようにする。
*葉柄が15センチメートルレベルの長さになったら根元から刈り取って収穫する。刈り取ったあと、薄い液肥をあたえる(追肥して充分な水遣りをする)と、再び根元から芽が伸長してきて、これも収穫でく