こんばんは。
梅雨の日の過ごしやすい貴重な晴れの日でした。
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福井県あわら市坪江地区・畝市野々に位置する補陀洛山 畝畦寺(ふだらくさん うねでら)
秘仏「銅造千手観音立像(あわら市指定文化財)」が御開帳されるということで、
またまた主人と出かけてきました。
令和7年6月7日(土)~令和7年6月8日(日)
補陀洛山畝畦寺は、無住寺で廃寺同様の聖地です。
先日、大々的に御開帳大祭が執り行われた平泉寺白山神社と同じく、
奈良時代に泰澄大師によって開かれたと伝わる由緒あるお寺。
1300年の歴史を有しています。
畝畦寺には、「平泉寺六千坊」に対して「畝畦一千坊」という呼称が伝わっています。
小規模で世間にはほとんど知られておらず、
観光地とはまったく無縁の地です。
明治以降は廃寺となりましたが、
その後も地元の人々によって観音祭などが続けられ、
信仰と記憶は今もなお受け継がれています。
昭和の中頃、廃村になった宇根集落の鎮守のお社でもあったそうです。
現在はその宇根集落出身の3人の方々が維持・管理をされておられるようです。
左右に石仏を排しながら参道を上がると、
深い森が広がります。
参道階段だけではなく境内にもたくさんの
仏像が並んでいました。
聖地としての威厳の中に静寂寒が漂い、
手を合わせずにはいられない心の安らぎをも感じる空間でした。
神仏習合の聖地なので畝畦寺境内には隣り合わせに神社も祀られていました。
1ヶ月を待たずして貴重な御開帳の日に参拝させて貰えたご縁は、
亡き母が導いてくれたことなのかもしれません。