灯篭、アメリカへ。

9月に入りました。

9月4日。富山は午後から台風直撃typhoon

被害がないことを祈るばかり・・・

猛暑のあとは台風・・・

気象災害に悩まされる最近・・・

地球温暖化の影響なんでしょうか・・・

 

 

久しぶりに仕事のお話coldsweats01

灯篭のお話paper

 

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十三重の塔。

と、

 

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山灯篭。

 

香川県の仕事仲間から問い合わせがあり、どうしても欲しいお客さんがいるとのこと。

香川県くらいなら配達できるかな・・・

 

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後日、灯篭の写真を送り、返事待ち。

 

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数日後、連絡あり。

 

写真の灯篭でOKとのこと。

 

ただ、お客様は香川県でなく・・・

 

アメリカ。

 

アメリカへ送ってほしいとのこと・・・coldsweats01

初めてですね・・・アメリカへ灯篭を送るのはcoldsweats01

楽しそうなので、快く引き受けさせていただきました(笑)

 

「 運送会社はこちらで手配するので、今井さんは灯篭を梱包して、運送会社のトラックに積み込みまでしてください。 」

 

というので、梱包作業。

 

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灯篭を、収まる最大限の部位にわけ。

 

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アメリカまで船便。

途中、荷崩れやズレないように固定。

 

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梱包する【パレット】は手作り。

なかなか手間のかかる作業でした。

 

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1パレット当たりの重量も測り、二つの灯篭を合計9個のパレットに梱包。

 

何とか梱包作業も完了し、先方へ出荷OKの連絡paper

 

ところが・・・

 

「 パレットに使用した木材は燻蒸処理してますか? 」

「 ? 」

 

 

検疫の関係で、木材などは菌・微生物等を滅菌したものでなければならないそう。

石材に付着している土も完全に取り除かなければならないそう。

コケ・カビは可能な限り除去しなければならないそう。

燻蒸処理済のスタンプを押印したパレットでないと受け入れできないとのこと。

 

 

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考えてみると当然ですよねcoldsweats01

しかし勉強不足でした・・・

土やコケなどは取り除いたんですが、パレットの燻蒸処理なんてのは知らなかった・・・

 

 

じゃ、海外から日本へ入ってくる石材も燻蒸処理をしているのだろうか?

最近は墓石や石造品も中国・韓国・インドネシアなどの輸入品が多く、そのほとんどは木材のパレット梱包。

あれらもすべて燻蒸処理なるものを施しているのか?

じゃなんで「セアカコケグモ」が日本で見つかるのか?

燻蒸処理済スタンプなんか見たことないぞ!

 

 

そんな文句・疑問はさておき、とにかくなんとかしないと・・・

 

 

といっても、なんとかできるわけもなく・・・

 

 

正直に先方へ謝りました。

 

「 申し訳ない。こちらの勉強不足で燻蒸処理はしておりません。

燻蒸処理をできる業者も知らず、施すすべもわかりません。

このまま出荷させていただき、日本を出国する前にそちらの手配で、燻蒸し再梱包していただけませんか?

大変申し訳ありません。 」

 

 

結局、先方で日本を出国する前に燻蒸、梱包しなおし輸出することとなりました。

 

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何でも安易な考えはいけませんねdown

 

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二つの灯篭がアメリカへ行くのに、多くの方々が携わるのを知りました。

日本の港までの運送業者、燻蒸処理業者、検疫、船便の運送業者、アメリカでの荷受け業者、それらをすべて手配するコーディネーター・・・

輸出入業の複雑さを知りました。

 

すったもんだで数日後・・・

無事、弊社へ運送会社が荷を取りに来ました。

 

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積込も無事に終え、引き取りに来たトラックのナンバーをみると「尾張小牧」

運転手さんに聞くと、愛知県の弥冨へ運ぶそう。

その先は知らないそう。

 

知らない人から知らない場所へ。

 

何とか無事に届くことを祈るばかり。

 

二つの灯篭・・・

今頃どこにあるんだろうか・・・coldsweats01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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