ニュージーランド旅行中に、いろいろ知ったことをまとめてみようと思います。
まず、驚いたのは一般国道の制限速度が100km/時だということ。地図を見ると、国道が〇〇ハイウェイという表示になっていたので、後で調べてみると、国道のことをハイウェイ、自動車専用道路のことをモーターウェイと呼んでいるとのことでした。
市街地では50km/時以下、郊外で80~100km/時が一般的とのこと。
あと、多くの交差点は信号のかわりにラウンド・アバウトというロータリー型の交差点になっていました。これは、宮城県にも何ヶ所かあるので、車が左側通行で日本とおなじということとあわせて、運転しやすいと思いました。レンタカーで旅行しようとは思っていませんけどね。
旅行の添乗員さんは、ガイド免許はないので観光地などでガイドをすることは出来ないということでしたが、バス移動中にはメモをみながらいろいろ説明してくれました。
その話の中で、ニュージーランドの年金制度が、気になりました。日本とは違い、掛け金は不要で、移民なども含めてニュージーランドに10年以上住んでいるなどの条件を満たせば受給できるとのことでした。財源は税金とのことですが、所得税は日本と余り変わらないし、消費税が15%であることを考えても、うらやましいと思いました。日本の場合、消費税をどこに使っているのか見えていないということもありますからね。個人的感想ですが。
電力は約6割が水力発電だそうで、原発はないそうです。水力発電と言えば、ダムがあると思うのですが、バスの車窓からはダムは見えませんでした。写真はプカキ湖の水路式発電(多分)です。数十キロ離れたテカポ湖と運河でつないで、高度差を利用して水路式発電をしているようです。ほかにも湖から水路が出ているところを見ました。
ニュージーランド航空の機体に描かれているシダの葉(シルバーファーン)、と垂直尾翼の「コル」(シダの新芽をデザインしたもの)については、説明されなかったので、帰国後調べてみました。シダの葉は、ニュージーランドのいろいろなところで見ることができますし、ラグビーのニュージーランド代表オールブラックスのエンブレムにも使われています。
ネットで調べてみると、シルバーファーンは「その名前の通り裏側が真っ白で、月光にさらすと真夜中の森でもとてもよく目立った。」これを先住民族のマオリの人たちが「利用し、夜間の移動や、特に戦闘の際、葉を裏返しにして地面において矢印のようにすることで、無言のうちに自分の行き先を味方に知らせることができた」という。
「そこから転じて、シルバーファーンには前進や躍動といった力強いポジティブな意味合いを持つ」ようになって「ニュージーランドの精神的な象徴」として使われているとのことでした。