先日、母の元へ久し振りに行ってきました。
具合が悪くなった時、
時間が許す限り母に寄り添うことを考えていたのですが・・・
私が行くことで色んな事を思いださせ、考え、悩み、母を混乱させ、
辛い思いをさせてしまうのではないかと思うと、
恐くて足を運べなくなっていました。
ここ数ヵ月、母の突然の変貌に兄も姉も私も皆が戸惑いと混乱。
それを受け入れることも、どうしてあげる事もできず、
悶々とした日々をおくっていました。
母は認知症になったわけではありませんでした。
95才年相応の衰えがきたことで、
今まで出来ていたことが出来なくなってきていることを深く悩み、
自問自答しているうちに頭の中が混乱し、
思わぬ行動をとらせてしまっていたのでした。
少しづつ可愛くなっていく母。
お医者さんに言われたのでしょうか?
自分で納得をしたのでしょうか?
「思い込み過ぎだったみたい。」
と私に話してくれました。
別れ際に手を添えたらギュッと手を握り返してくれました。
「私は大丈夫、心配しないで」と言ったのだと思います。
う~ん、お母様もすごくお辛かったのでしょうね。
だって、スーパー母ちゃんだったんだもの。
今まで出来たことが出来ない、思うように動けないが重なると、
一気に不安が押し寄せてきたのでしょうね。
私の母も会うたびに老化が進み、いつも綺麗にしていた水回りのお掃除や、
田畑の作業も今ではなかなか手つかずで、今では寝ている事が多くなっているようです。
でも、この歳で色々出来ることの方が不思議なんだもの。
出来なくて当たり前だけど、自身の中で処理が出来ないのでしょうね。
お母様も、お兄様、お姉さま、すずらんさんも皆さんお辛かったですね。
そんな中、会いに行かれるのは苦しかったでしょうけど、
すずらんさん会いに行ってくれて有り難うね、ホント、有り難う。
Tさんの仰有る通りです、昨日まで出来ていたことが突然出来ない、
誰だって不安で混乱しますよね。
今まで見た事のない怖い顔になってね、スパー母ちゃんじゃなくなったの。
Tさんのお母様は何時までもお元気で、
お家の事や畑仕事をされておられるものと思っていました。
そう、横になられることが多くなったのね。
うちの母も人前で横になった事がなかったのに、
リビングで横になってることもあったわ。
有りがたいことに、母も私達も少しづつ落ち着いてきました。
いえいえ、私ばっかり会いに行ってごめんなさいね。
お母様に会いたいでしょう!
私は直ぐにでも会いに行ける所に居て幸せね。
心配をかけてご免なさいね。
95歳?
お元気そうだわー。
帰り際に手をぎゅっは愛情いっぱいですね。
だんだん可愛くなるのよね。
有難うございます。
お蔭様で、母も私達も少しづつ落ち着いてきました。
そうなの、顔つきまで変わってきて、だんだん可愛くなってるの。