夏の大阪・天神祭は有名ですが、こちらは山形県・鶴岡の天神祭。老若男女の別なく、派手な花模様の長襦袢に角帯を締めて手ぬぐいと編み笠で顔を隠した怪しげな人…
この祭りは、学問の神様といわれる菅原道真公(845~903年)を祀る鶴岡天満宮のお祭りで、その昔、道真公が九州太宰府に配流された時、公を慕う人々が時の権力をはばかり、姿を変え顔を隠して密かに酒を酌み交わし、別れを惜しんだという言い伝えによるものだそうです。
参道には、香ばしい醤油やソースの香りが夕方の小腹を誘い始め、夏の香りとともに漂い始めていました。