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飛騨高山の代々の屋敷と庭 -太田庭石-

造園技能検定でお世話になった、高山の「愛樹園さん」の剪定を見学させて頂きました。愛樹園さんは高山の代々の庭師さんで、現在は5代目の老舗造園屋さんです。貴重な剪定技術を惜しみなく見せてくれて、とても親切にして下さいました。今回はラッキーなことに、高山の名士のお屋敷が現場だったので、行く前からとても楽しみにしていましたが、見てびっくり!!想像以上の立派なお屋敷と庭でした。

ひときわ目を引くのが赤松。樹齢100年以上の枝ぶりと細やかな手入れがなされた姿は圧巻でした。この日は晴天だったので、赤松の幹肌と健康な葉色が青空に良く映えていました。剪定が終わった後、樹皮をほうきで毛羽立ちを落として消毒するらしいです。何という徹底した手入れ!!こうすることで、赤松ならではの幹色も引立つそうです。このアカマツの剪定は10人/工以上かかるそうですが、全体は赤松の柔らかさが、樹幹は荒々しく、長い年月を家主と庭師が大事にしてきたことが覗えます。庭を愛すことの極みを見せて頂きました。愛樹園さんに本当に感謝です。

 

 

 

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