この度、塩田剪庭園のホームページを完全リニューアルさせて頂きました。
2009年12月、塩田剪庭園は古来より伝わってきた剪定の技法を調べ引き継ぎ、また数千年に渡り、紡がれてきた日本独自の剪定技法、樹木治療を継承して立ち上げました。 塩田剪庭園の樹立後すぐ、ホームページを立ち上げ多くの方よりご依頼を頂き、ホームページ等を通じた口コミにより、多く方々より剪定作業を中心に草刈り作業、造園工事、そして樹木の医者として樹木診断・治療のご依頼を頂くことが出来ました。
2016年から御好評を頂いております、ホームページのリニューアルに向けて更新作業を進めてきました。 そして2018年、完全リニューアルとなり、公開させて頂く事となりました。 おそらく、完全リニューアルは私の人生で最後のリニューアルになるのではないかと思っています。
現実的に、体力や精神的に現場集中になると事務仕事がかなりきつくなってきました。
もしまた完全リニューアルがあるとすれば、外注も視野に進める事になるでしょう。
今回は私自身がすべてを手がけて、後世に残したいという気持ちがあったので、進めることができて良かったです。
ただ完全リニューアルは無理でも、各ページのリフォーム、更新、情報の追加は常に行っていく予定ですので、今後ともブログ、ホームページのほうもご覧になっていただけたら幸いです。
オキノタユウ
オキノタユウ(沖の太夫)をご存知でしょうか。
多分、アホウドリという名前なら分かる人が多いかもしれません。
アホウドリの別名、それがオキノタユウです。
どうしてオキノタユウなのでしょうか?
私も詳しくは分かりませんが、海の沖にいる美しい鳥という意味で沖の太夫となったのか、太夫(大夫)は神職の呼び名でもありますから、美しい存在=女神様と想って沖の太夫と呼んだのではないでしょうか。
昔はありがたいもの、生き物に美しい名を付けて呼ぶ事が多かったのでしょう。
また、人の心の拠り所にもなっている信仰も重んじる事が多く、あらゆる地域、町には神社やお宮があります。
樹木でも信仰や伝統、伝説など言われがあって伐採してはならない樹木もあります。
人は先人の教え、言い伝えを重んじて守ってきました。
それ非科学的なものだけでなく、例えばこの木を切れば祟りがあるなどと言われる場所では、地盤が弱く、樹木の存在がなければ土砂災害が起きやすい場所など正当な理由が存在して切ってはならないと言われる場所もあります。
ところが20世紀から資源の枯渇、環境破壊、生物の乱獲が多くあり、人の心も美しさ、尊さを敬う事がなくなったのではないでしょうか。
日本では、古来より日本人が愛して、日本文化の一つであり庭木の主役でもあるものに“マツ”があります。
マツはよく玄関などに植えられていました。「神様を待つ」という意味で、松の木が植えられて、また松やその他樹木では御神木として、大切にする樹木が多く存在してきました。
そして巨木には精霊が宿るという意味合いで、神社などの大きな樹木は大切にされてきました。
しかし、「20世紀から資源の枯渇、環境破壊、生物の乱獲が多くあり、人の心も美しさ、尊さを敬う事がなくなった」事に巻き込まれて、大切な樹木は失われてきました。 同時に、安さ、安価な剪定を求め、古来より紡がれてきた剪定の技術は失われています。 皇室、皇居絡みでも不適切な樹木の管理がされているようです。
以前、日本の某公共放送のテレビで皇室絡みか、京都御所か京都だったでしょうか、マツの剪定をしていました。
その中で、アカマツが出ており、担当の方が葉が黄色くなるのが気になったようで「マツの葉は本来、緑色。黄色いのは弱っているから、秘伝の薬を作って与えてやりたい」と言っていました。
残念ながら、この考えは大きな間違いです。
アカマツは本来、黒松と違い、根が栄養を吸い、蓄える力がどうしても強く、葉は黄色になりやすい樹木です。
だから、マツタケのなる樹木でもある訳です。
どうしても葉が黄色くなるのが気になる場合は、根を一部切る、剪定を夏にする、葉刈りをする、窒素の多い肥料を与えるなど、様々な方法を使って対応していく必要があります。
正直、この世に秘伝の薬なんてありません。あったら、樹木の医者はマツ枯れに苦労しないのです。ないから、様々な対応が生まれ、対処、処置していく訳です。
ありもしないもの、間違ったものを与えるより、まずはマツについて勉強して20年くらい経験を積まれるのが宜しいかと思いました。
こうした、間違ったものばかりが増え、剪定という技術も不適切なものばかり増えています。
見直されるべき時
地球環境が変わって様々な災害が発生してしまう今、人は環境保全の見直し、自然と共に生きること、時に戦うことを考え直さないといけないと思います。
松や庭木、樹木でも同じことです。
マツの維持にはお金がかかると忌み嫌われがちで、近年ではマツを植えることも少なくなり、伐採処分され失われつつあります。
しかしながら、マツを保存しようとする人や、家にあるマツを維持管理したいという人が逆に増えているのも事実です。
以前、「植木の剪定は農業と同じ。その恵みは作物や農業という職業と同じだから、感謝をしないといけない。だからあなたが来る前にはお仏壇に来てもらいましよと言ってる」とおっしゃっていました。
これからご依頼者様にその剪定の大切さや優雅さ、心地よさを知っていただき、またこれから塩田剪庭園で働きたいと思う方にも、剪定の大切さ、優雅さ、心地よさ、そして使命を知って欲しいと思うのが、剪定と庭の名前を冠した、庭木の剪定を極めた者としての想いでもあります。
また、被災地などでも何かしらの言い伝えなどがあったはずです。なぜこの樹木を切るべきなのか、なぜ切ってはならないのか、樹木の関わる伝統、伝説、過去からの言われなどを調べ耳を傾けて、教えと伝統を守り、語り部となって伝えていきたいと思います。
一人の男が、世界を変えられる
ウィルトン・ナイトは「一人の男が、世界を変えられる」という言葉を残しています。
現場システムが世界基準になったように、託されたお庭を守る力、樹木を守る力、環境を守る力をもっと使って、剪定という技術もまた、あらゆる事態や現場に適応できる基準を作ってより多くの自然や人を守れるものにしていきたいと思っています。
塩田剪庭園の剪定技術に特定の流派はありませんが、強いて言えば、古来より紡がれて来た技術を継承して得た古流剪定術と言うべきものでしょうか。
この古流剪定術を最大に活かし、これからも塩田剪庭園は、剪定と庭の名を冠する者として、樹木の医者として、剪定の精神を忘れず常に忠誠を持ち、適切かつ正しい方法を選び剪定、樹木診断・治療、全てのお庭の管理、樹木の管理観察をさせて頂きますので、よろしくお願い致します。
お話しが長くなりましたが、私からのご挨拶とさせて頂きます。
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●塩田剪庭園より – ご依頼者様へ
【植木剪定・樹木治療は広島・山口県を代表する樹木の医者!】
広島、山口県で植木・庭木のお手入れにお困りの方へ。
広島県・山口県を代表する第三極の樹木の医者による剪定(せん定)、『塩田剪庭園』。
代表者は樹木内科・外科医という第三極の樹木の医者であり、国内最年少の天然記念物治療経験者、剪定のプロフェッショナル。
塩田剪庭園は広島市西区、山口県岩国市などの他、世界遺産のある・廿日市市宮島など、植木の剪定、肥料や消毒作業、プロファイリングなど活用した樹木診断、樹木内科治療・樹木外科手術、芝張り、造園工事等、芝・草取りなど承っています。
広島県を代表する樹木の医者。と言えば、塩田剪庭園。
植木の剪定から樹木治療、草・芝刈り、消毒、肥料はお任せ!
皆様からのご依頼、お待ちしております!
お伺いできる現場地域:広島県広島市西区井口、広島市西区草津、広島市西区古江、広島市西区三滝、広島市西区己斐など広島市西区ほぼ全域、広島市佐伯区ほぼ全域、広島市安佐南区、広島市安佐北区(くすの木台近辺)、
山口県岩国市美和町、錦見、田原、平田、藤生町など岩国市、大島郡周防大島町(造園、伐採は冬季〜春季限定)
広島県廿日市市、廿日市市宮島、廿日市市阿品、廿日市市峠、廿日市市津田、廿日市市宮内、廿日市市原、廿日市市深江、廿日市市大野、廿日市市宮園、廿日市市地御前など、ほぼ廿日市市全域(吉和は不可)、大竹市、
広島市南区、東区の一部地域など、お伺いします!
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●作業員、募集中です!
塩田剪庭園では、現在、作業者を募集中です。
今現在、私一人で現場作業からお見積もり、事務仕事も全てしているため、人手不足となっています。
長期在籍、後継者となってもらう方も募集中です。こちらは20代後半までの方を募集します。
報酬は出来高で、福利厚生等はありませんうが、ぜひ塩田剪庭園で働き、学んで欲しいと思いますのでご応募の程、お願いします。
詳しくは塩田剪庭園のホームページの採用情報をご覧になってください。
採用・求人に関しての情報を掲載しています。
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塩田剪庭園のホームページ
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