ブラジルなどをはじめとした新興国市場での自動車販売はここ数年奮っていませんでした。
しかし、販売増は多くの地域に広がり、多くの地域で5年ぶりに販売が増加すると予想されます。
2017年は、2012年以来初めて増加に転じる見通しです。
特に、南米は過去3年間の約40%の落ち込みから回復し、ブラジルでは2桁台の減少に終わりを迎え、ペルーは過去数年間、鉱業の拡大が支えになって南米で最も安定した自動車市場になっています。
反対に、カナダとメキシコでの販売台数は、この数年の過去最高売り上げから2017年は小幅減少になりそうです。
カナダは最近の新車・軽トラックの値上げと、買い換え需要が米国を下回ることが重しになると予想されます。
メキシコは、アメリカ大統領が変わることによる影響が未知数で、今後の動向が注目されます。