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トヨタとスズキが業務提携へ

トヨタ自動車とスズキは6日、包括的な業務提携に向けた覚書を交わしたと発表しました。

環境、安全、ITといった先端技術に関する協力に合意し、各分野の提携に向けた実現可能性調査を進めるようです。

また、株式を持ち合う資本提携については、今後の課題として検討を続けます。

原山保人スズキ副会長は「トヨタが一方的にスズキを救済するような提携ではなく、ウィンウィンになるよう進める」と語りました。

また、資本提携に関しては「急ぐ事情はなく、両社でゆっくり考える」と述べるにとどめました。

トヨタの早川茂専務は「業界の仲間づくりが従来以上に必要だ」と強調し、「スズキのスピード感ある経営に学ぶ点は多い」と期待を示しました。

現状の自動車業界を見てみると、
日産自動車が三菱自動車に34%出資し、日産のカルロス・ゴーン社長が三菱自の会長を兼務中です。
また、トヨタはすでにマツダと富士重工業の2社とも提携しています。

この結果、国内の乗用車メーカーはトヨタを中心とする連合と、フランスのルノーと提携する日産・三菱自のグループ、そしてホンダの3つの陣営に集約されることになりました。