おはようございます。
昨日も剪定作業のご依頼をいただきまして、ありがとうございました。
来週、剪定作業にお伺いさせて頂きますので、宜しくお願い致します。
塩田剪庭園では、ご依頼を頂いて断れれた事が一度もございません。
これは皆様のご理解、ご協力があってこそ、できた事です。今後とも樹木の医者として力を尽くして、正しい剪定、自然と人が調和したお庭作りなどを心がけて、また樹木を守る事に力を注いでいきたいと思います。
では、話し変わりまして。
20年近く、私は松保護にも取り組んで来ました。
剪定作業、樹木治療全般の他、観察なども手がけ松を見てきました。
日本では、古来より日本人が愛して、日本文化の一つであり庭木の主役でもあるものに“マツ”があります。
マツはよく玄関などに植えられていました。「神様を待つ」という意味で、松の木が植えられて、また松やその他樹木では御神木として、大切にする樹木が多く存在してきました。
そして巨木には精霊が宿るという意味合いで、神社などの大きな樹木は大切にされてきました。
しかし、「20世紀から資源の枯渇、環境破壊、生物の乱獲が多くあり、人の心も美しさ、尊さを敬う事がなくなった」事に巻き込まれて、大切な樹木は失われてきました。
以前、オキノタユウ(沖の太夫)についてお話をした事があります。
アホウドリの別名、オキノタユウ。
私も詳しくは分かりませんが、海の沖にいる美しい鳥という意味で沖の太夫となったのか、太夫(大夫)は神職の呼び名でもありますから、美しい存在=女神様と想って沖の太夫と呼んだのではないでしょうか。
昔はありがたいもの、生き物に美しい名を付けて呼ぶ事が多かったのでしょう。
また、人の心の拠り所にもなっている信仰も重んじる事が多く、あらゆる地域、町には神社やお宮があります。
ところが20世紀から資源の枯渇、環境破壊、生物の乱獲が多くあり、人の心も美しさ、尊さを敬う事がなくなったのではないでしょうか。
地球環境が変わって様々な災害が発生してしまう今、人は環境保全の見直し、自然と共に生きること、時に戦うことを考え直さないといけないと思います。
松や庭木、樹木でも同じことです。
マツの維持にはお金がかかると忌み嫌われがちで、近年ではマツを植えることも少なくなり、伐採処分され失われつつあります。
しかしながら、マツを保存しようとする人や、家にあるマツを維持管理したいという人が逆に増えているのも事実です。
樹木の医者として、また守るという立場で戦う者として、これからマツの保護のみならず、庭木、樹木と人の共生についても取り組んで参りたいと思います。
また最近、マツノザイセンチュウの被害が広がっています。
明治維新から150年、非常に厄介な存在が日本にやってきたのは、痛いものであります。
そして、150年経った今も、このマツノザイセンチュウの被害を受けたマツを再生させる薬はこの世に存在しません。非常に厄介なものであることが分かりますね。
マツノザイセンチュウによるマツ枯れや、カシノガキクイムシ、ナラ菌などによるナラ枯れで問題なのは、感染、食害等の被害を受けたら樹木は再生しないことです。
過去20年近く私は、マツノザイセンチュウなどの問題に取り組んでいますが、未だに解決策がないのが悩みの種です。
マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリムシに寄って運ばれることは有名ですが、マツノザイセンチュウによるマツ枯れについては、あらゆる考え方が出てきています。
私自身も、従来の考えで収まるべきでないのではと思うようになりました。
マツノザイセンチュウによるマツ枯れは、基本的にマツノザイセンチュウが侵入した年に枯れるとされています。
果たしてそれが正しいのか、疑問を持つようになりました。
例えば枯れる前の年に侵入して、一年後にマツノザイセンチュウが活発に動き枯れる、もしくはマツノザイセンチュウが活発に動き被害を受け、マツ本体が水分を吸わなくなり、弱って一年後に枯れる。こうした考えによるマツ枯れ、また被害が発生するような気がします。
実際にマツノザイセンチュウによる被害を受けたマツで、樹幹注入剤、点滴剤、KR剤など薬剤散布を使って枯れる事態を防いでも、一年後の夏に枯れる場合もありました。
マツノザイセンチュウ単体で枯れてしまうのであれば、侵入した年に必ず枯れるはずですが、翌年枯れることもあります。
マツノザイセンチュウの被害で気をつけるべき事は、マツノザイセンチュウだけで枯れるという考えは捨てて、水疲労や気候変動など、他の視点からもよく見て確認して、マツノザイセンチュウに対する駆除、そして水疲労対策などを考えて対処する必要があるのでしょう。
樹木の医者は神ではないですし、マツは構造物でなく生き物。完全にマツ枯れを防ぐのは厳しいものがあります。
ただ、防ぐ手立てがない訳ではありません。
マツノザイセンチュウから防ぐ手立てを考え、マツの生きる力を手繰り寄せて、命を繋ぎ止めることが、樹木の医者、樹木の医療、地域の樹木を調べ観察する事に、携わる者としての使命でもあります。
樹木の治療は、1度での完了は難しいものがあります。段階的に処置をして、完治に繋げるのが一般的です。
お金と手間がかかりますが、1番良い方法だと思います。
なるべく、ご依頼者の方への負担とならないよう、予算も抑えた金額で作業致しますので、庭木の治療等のご依頼がございましたら、お問い合わせください。
また剪定作業や草刈り作業、造園工事等のご依頼を検討されている方もぜひ、塩田剪庭園へご連絡・ご依頼ください。
塩田剪庭園は、庭木の剪定を極めに極めた樹木の医者です。
また剪定の“剪”と、“庭”の名前を冠する者として、日本古来から紡がれた剪定技法を、伝統の剪定を使い守り続けて、人の精神も和ませる空間、風景を作り維持して、庭木、また人を守れるよう尽力していきたいと思います。
さて、今日は剪定作業の準備や造園工事の準備もあります。
来週は広島県広島市南区で剪定作業の予定です。
その後で造園工事の予定がありますので、雪の降らない日に作業したいと思います。
皆様からのご依頼を、心よりお待ちしております!
(・∀・)ノ 今日もがんばります!
===================================================
↓ポチっとお願い致します。
にほんブログ村
===================================================
●塩田剪庭園より – ご依頼者様へ
【植木剪定・樹木治療は広島・山口県を代表する樹木の医者!】
広島、山口県で植木・庭木のお手入れにお困りの方へ。
広島県・山口県を代表する第三極の樹木の医者による剪定(せん定)、『塩田剪庭園』。
代表者は樹木内科・外科医という第三極の樹木の医者であり、国内最年少の天然記念物治療経験者、剪定のプロフェッショナル。
塩田剪庭園は世界遺産・宮島がある広島県廿日市市から広島市西区、山口県岩国市など、植木の剪定、肥料や消毒作業、プロファイリングなど活用した樹木診断、樹木内科治療・樹木外科手術、芝張り、造園工事等、芝・草取りなどお気軽にご相談ください。
塩田剪庭園はこれまで、ご依頼を頂いて、断られた事が一度もありません。
この実績をこれからも維持できるよう、適切な剪定、樹木の治療、お庭造りなど、予算をご提案させていただきますので、よろしくお願い致します。
広島県を代表する樹木の医者。と言えば、塩田剪庭園。
植木の剪定から樹木治療、草・芝刈り、消毒、肥料はお任せ!
皆様からのご依頼、お待ちしております!
お伺いできる現場地域:広島県廿日市市、廿日市市宮島、廿日市市阿品、廿日市市峠、廿日市市津田、廿日市市宮内、廿日市市原、廿日市市深江、廿日市市大野、廿日市市宮園、廿日市市地御前など、ほぼ廿日市市全域、大竹市、広島市西区井口、広島市西区草津、広島市西区古江、広島市西区三滝、広島市西区己斐など広島市西区ほぼ全域、広島市佐伯区ほぼ全域、広島市中区、広島市安佐南区、広島市安佐北区(くすの木台近辺)、広島市東区(一部地域) 、山口県岩国市美和町、錦見、田原など、お伺いします!!岩国市はほぼ全般の地域へお伺いさせていただきます。
===================
●作業員、募集中です!
塩田剪庭園では、現在、作業者を1名ほど、募集中です。
今現在、私一人で現場作業からお見積もり、事務仕事も全てしています。
しかし、お盆前は慌ただしく、ご依頼者の皆様には、お待ちいただく事が多くあり、迷惑をかける時があります。
また、一人だと大変な作業も出てきましたので、作業者を増やすことにしました。
報酬は出来高で、福利厚生等はありませんが、ぜひ、塩田剪庭園で働き、学んで欲しいと思いますので、ご応募の程、お願いします。
詳しくは塩田剪庭園のホームページの採用情報をご覧になってください。
採用・求人に関しての情報を掲載しています。
応募はメール等でお願いいたします。
■採用情報(塩田剪庭園のホームページ)