こんにちは、浅野です。
昨日で5月も終わり、今日から6月に突入ですね。ん~早い早い!
金沢市はまだかろうじて30度を超えた日がないのですが、この時期の福島市はほんと暑いですよね。天気予報を見て35度と出てたのを目撃した日にはびっくりしてしまいました 今月は月末に福島市のあづま球場でヤクルト巨人戦があるので帰省するのですが、あまり暑くないといいなぁと願うばかり・・・と思っていれば、今日から福島市は10度近くも最高気温が下がるのかぁ。この時期の寒暖差、ほんと早く収まってほしいです
さて、5月中旬に主人の用事ついでに一緒に富山県は黒部市まで出掛けてきました。
というか、主人が私を連れ出すために「黒部にお庭あるから見に行こう」って庭園をダシにしたというか・・・まぁまんまとそれに引っかかったわけですが
それで来たのが、この富山県初代県知事の元私邸という松桜閣です。
富山地鉄の舌山駅から徒歩3分ほどで、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅からも徒歩圏内にある池泉回遊式庭園。お庭は黒部市の指定名勝に、建物は黒部市指定有形文化財建造物に指定されています。
金曜日だったこの日、松桜閣では何やら集会的なものが開催されておりました。黒部市長も来ている様子。。。でも特に制限はされていなかったので、お庭にテーブルを出して宴会をしているところを横目に見ながら、まずは建物に入ることにしました。
雪見灯篭越しに、松桜閣(左)と天真寺本堂を。宴会は天真寺前の広場で行われていました。
この元私邸である松桜閣は、もともとは新川郡にあったそうなのですが、国重初代知事が明治時代に東京に転任になったあと、黒部市の豪農であった西田氏(衆議院議員も務めた)がこれを購入しこの地へ移築、その後天真寺が西田家より屋敷ごと購入し、この本堂を建てたそうです。
まずはこの松桜閣へ。
一階は招待客に見られそうで落ち着けなかったので、すぐさま二階へ(右側の柵の中が階段)。
すると、四方を肘掛け窓にした開放的な空間が広がっていました。お庭もよく見渡せます。池泉の一番奥には小さな滝も見えました。障子窓は全て下が雪見窓のようにガラス張りになっていて、これは座ったままでも外の風景を楽しめるようにという配慮だそうです。
反対側には障子つきの丸窓が。松桜閣という名の通り、松が青々と目立つお庭です。
ここから下を見下ろせば、まさに宴もたけなわなところ・・・いまお庭見てもゆったりできないねと、しばらくこの風通しのよい気持ちがいい二階の部屋で主人とぼーっとしていました(笑) 寝ちゃいそうなぐらい。
最初に見た雪見灯篭。そして右側には離れの茶室。
このお庭は天真寺が購入したあと、翌年に富山市の庭師によって近江八景の趣を取り入れた現在の庭園が完成したそうです。茶室や雪見灯篭、滝などもそのうちの一つです。
一階の北側の窓。赤いガラスが入った曇りガラス、ハイカラですね。外には山灯籠。
こちらは松桜閣の隣にある茶室の障子戸。奥にはさきほどの離れの茶室が見えますね
上にある丸く穴が開いたところはどういう意匠なのかしら?
宴会も終わったところでお庭の散策。
曲水付近では綺麗に咲いている花々、分かるようで分からないこれらのお花はなんでしょう??
お茶会もしていたのか、野点の跡らしきものが・・・
こうして見ると、本当に松が多いですね。でもほとんどの松が大きいので軽やかな樹陰を作り出していて重くないので爽やかでした。桜はあまり見られなかったけど、春は春で美しいのでしょう
黒部にお庭あるなんて思ってなかったけど、建物も見応えがあるしゆったりとした時間を過ごせていつまでもいたいところでした。冬季は閉鎖されているようですので、今だけのお楽しみですよ~!
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