こんにちは、浅野です。
先々週の週末に弾丸車中泊で行く琵琶湖の湖東旅行へと行ってきました。滋賀県ってよく高速で通過するのに未だ未知の領域で、観光したことがまったくなかったので行ってみようということになりまして
前日、主人が仕事から帰宅したあと家でお風呂と食事を済ませ、22時ごろ金沢を出発!車中泊するのを敦賀と決め、国道8号線をひたすら西へ走る走る。夜の8号は快適で、昼間なら150km3時間半弱かかるところを2時間半ぐらいで行くことができました。
深夜1時前には敦賀港について、夜釣りや朝釣りをする車の列に並び私たちも就寝
朝は7時ごろ目が覚め、そのまま早朝から営業している敦賀のスーパー銭湯へ。
そうそう、敦賀港と言えばの赤レンガ倉庫も少しだけ見てきました。もちろん営業していないので、ちょっとだけぶらっと。
銭湯でサッパリしたあとは、また国道8号線で彦根を目指し途中でダムに一か所(笑)
米原市にある姉川ダムです。堤高80m、総貯水量650万㎥のそれほど大きくないダムですが、治水と農業用水を目的としており、琵琶湖に注ぐ川の中では滋賀県ではわりと大きい姉川にあります。
伊吹山の裾を通って行くので、いつも高速から見ている伊吹山を間近で見ることができて主人と二人興奮しながら運転していました(笑) ダムは伊吹山の禿げているところの左下あたりです。
そこから、今度は彦根の青岸寺へ。やっとお庭に到達!8号からすぐでした
1600年代に再興されたお寺だそうで、お庭は国指定名勝庭園です。
呼び鈴で住職さんを呼んで拝観料300円を払うと、どうぞご自由にという感じで、特に説明等はないようです。
週末の午前中でしたが、他には誰もいずゆっくり見ることができました。
さきほどの赤絨毯の椅子に座りながら、まずはお庭は一望。いつもの解説本を熟読。
枯山水庭園かと思いきや、形式的には池泉回遊式庭園だそうで・・・ん?でも池泉ないけども?と思ったら、パンフレットによると梅雨の時期には苔が水底に沈むのだそうです。へぇ、これが沈むのかぁ!
奥に見えるモミジと共に、石組の間にあるサツキはだいぶ年季が入っているようで枝ぶりはゴツゴツしたものでした。
このお庭には二つ面白いものがあり、一つはこの井戸。ではなくて、降り井戸形式の蹲だそうです。初めて見ました。
逆光になってしまいましたが、もう一つは和洋折衷の寄せ灯篭です。灯袋の下の部分は笠を上下逆にして設置、竿の部分は織部などいろんな要素が混ざっておりました。
再興されたときにお庭は一緒につくられたそうなんですが、その後彦根城横にある井伊家欅御殿に楽々園が築かれたときに(楽々園もそのうちアップしますね)、以前のお庭の石が取り出されて一度消滅したそうです。なので、このお庭はその後楽々園の作庭者によって再度つくられたもの。1678年完成だそう。
どちらにせよ、建物もお庭も350年近くたっているのですねぇ!
一通り見て、さて帰ろうかと建物の中から山門を見てみると・・・確かにサルスベリは満開で綺麗だったけど、その下のなんだかポコポコしてるものなんなの!?と気になってしまい・・・。
帰り際、もう一度よく見てみるとこれはイワヒバというものだそうです。ヒバも針葉樹だし、ハイマツとかコニファーの地被系みたいなものなのか!?
見事ですねぇ。岩はなかったので、岩に生えるわけではなさそう。
調べて見ると、一見葉に見える部分は枝なんだそう。伸びても20cmほどにしかならず、盆栽だけでなくロックガーデンにも使用されるそうです。でも、販売店は多くはないみたいでした。
最初見たときこれも苔の一種で徒長?してるのかななんて思ってしまいました 看板には、イワヒバを抜かないでくださいって書いてあったので、これ見て引っこ抜きたくなる気持ちは分かるけどそんなことする人がいるのかとびっくりしてしまいました。
青岸寺さん、お庭よりもイワヒバが印象に強く残ってしまったお庭でした。
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