こんにちは、浅野です。
先月末の帰省のときですが、両親へお願いして桑折町の中心街にある旧伊達郡役所へ行ってきました。
目的はこの国指定重要文化財の古い建物!・・・と、マンホールカードです
働いているころから桑折や伊達に行くときには旧道を通っていたので、ここに立派な古い建造物があるのもそれが旧伊達郡役所というのも分かってはいました。桑折町のメインストリートのちょうど正面にあるのです。ですが、なかなか休日に桑折町まで来るようなことがなかったうちに、そのうち退職して東京へと引っ越してしまい
そんなこんなで機会を逃しているところで、去年の8月から桑折町のマンホールカードを配布するというニュースを知り、虎視眈々といつ父に連れて行ってもらおうかと狙っていたのでした(笑)
まずは、旧伊達郡役所のお隣にある桑折町種徳美術館にてマンホールカードをいただいてスッキリしようと向かいました。行くまで知らなかったのですが、この美術館。桑折町や福島市の発展に大きく関わった角田林兵衛氏所蔵の美術品を展示したところだったのですね!
中に入るとでかでかとマンホールカードの宣伝が。実物の拡大版です。
美術館の外にもマンホールカード配ってます!的な旗が立っているので良心的な配布スポットですね。ときたままったく旗も案内もないところもあって、受付に言ってやっともらえるなんていうところもあるんです。ちなみに、桑折町では簡単なアンケートに答える形式でした。
その後、このカラーマンホールはどこにあるのか受付の方に聞いたところ、門を出たところの道路にあるとのことで早速撮影に やはりカードだけもらうのでは味気がありません!
ただ、四号への通り道になっているので撮影にはお気をつけてくださいね
いつもどっちにピントを合わせればベストなのか悩む撮影・・・桑折町のブランド品である桃の花のシンボルである旧郡役所があしらわれた可愛い配色のマンホールでした。一か所しかないとのことで残念です。
撮影したあとはゆっくり建造物見学タイム
明治期に建てられた疑洋風の建物ということで、昭和52年に国の重要文化財に指定されました。元は保原町にあったそうですが、これはただの郡役所ではなく廃藩置県後も国直轄の役所だったそうです。
当時の県令は三島通庸、万世大路の開通事業や山形の初代県令としてもご存知の通り。この方がこういった疑洋風建造物を各地に建てていきました。
一階左側部分は役所の実務を行っていた場所。広いホールと奥には郡長さんのお部屋。
中央部分には二階へ上がる階段やトイレ、給湯室などがありました。
この建物ですが、震災で重大な被害を受けていてしばらく養生されて改修されていたのを思い出しました。そんなこともそういえばそうだったなぁと思う、東日本大震災はもう7年前のことなのですね。
それが今ではこの通り、2014年より再オープンしています。なんにせよ、綺麗に改修されてよかったです。
二階は広々とした群会議場になっています。三階へ上る階段もありますが、そこはもちろん立入禁止
シャンデリアの上部デザイン(ランプ釣中心飾り)は一つ一つ違っていて、マントルピースのデザインみたい。
二階バルコニーへの入り口部分。ちょうど入り口の真上に当たるところですね。
そんなステンドグラスが反射した床面は、レンガ敷きに見えるように掘り込みが入っているそうです。
さすが疑洋風建築!?
二階から見えるのは、もともとこの場所が桑折町陣屋だったことを示す遺構です。この旧伊達郡役所が移設される前から、この地は桑折町にとって大事な役所跡だったということですね。現在は憩いの場として整備されています。
この郡役所は見学自由で無料ですし(美術館のほうは少しかかります)、お近くへ行った際はマンホールカードをもらいがてらぜひ立ち寄ってみてください 私も足かけ7年でやっと行けて大満足でした!
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