造園家の田村大です。私の住む水戸には偕楽園があります。徳川斉昭公が作庭しました。その祖先の作った庭園を散策しました。
小石川後楽園は、水戸徳川家の初代頼房が作り始め2代目の藩主徳川光圀が完成させました。
水道橋駅から徒歩10分 激暑でした。
園内は木々が生い茂り、木陰がたくさんあります。
エントランスには、茶店があり風流な演出です。
まずは、抹茶小豆で涼を。汗が一気に引きます。
この小石川後楽園は回遊式庭園という庭園様式で、江戸時代に流行り、大名庭園とも言われます。
池の周りを回遊するのが特徴ですが、隠と陽を巧みに用いた空間構成があります。
木々の茂った小道は隠
先が見えないように曲がり起伏まであります。
先へ進むと景色はダイナミックに変わります。
陽の空間です。
中心の大きな池が見えてきました。この繰り返しですが、演出が多彩で飽きることがありません。
小道には述段という、石を敷き詰めた通路が、あります。当時の職人の想いを感じ取れます。
木々は大きく自然に逆らわずに枝葉を伸ばしています。見事でした。
ここ小石川後楽園は、中国の景勝地の縮景が多くあります。西湖の堤
ディズニーランドやディズニーシーも世界の街並みを持ってきている点では同じですね。
約2時間の散策。
真夏に木々の中を流れてる涼しい風にも出会えました。