こんにちは、浅野です。

明日明後日は、仙台にある夢メッセにてガーデニングイベントが開かれます。

東北の企業が多数参加して創作ガーデンや商品の展示を行ったり、お花やガーデニンググッズの販売、さとう宗幸さんをはじめ歌のイベントなんかもあったりします　弊社も参加しますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。

 

 

さて、ゴールデンウイーク中の続きです（松山はちょっと置いておこう・・・）。

一人ダム巡りとガーデンカフェに行った日（2014/5/14ブログ）、主人と別れる前に二人で行ってきました。福井県には多くの名勝庭園がありますが、いまだ福井市にある一番有名なお庭に行ったことがなく・・・三国の名勝・瀧谷寺（2016/5/2ブログ）、小浜の名勝・萬徳寺（2016/5/17ブログ）などに続く拝観は今回の越前市の城福寺庭園。

こちらも上記の二庭園と同じく家族経営のこじんまりとしたお寺のようでした。

平一門の菩提寺とのことで、開祖800年にも及ぶ歴史のあるお寺です。本殿には現在の城福寺住職までに至る略系図が壁に掛けられていたのですが、一番最初は桓武天皇からはじまり、途中に平清盛なんかも出てきていました。清盛の直系ではないようですが。

参道の右側には茶畑があります。これは、福井藩主が参詣したりここへ花見に来たときに馬を休めた馬場跡であったと書かれていました。明治に入り越前松平が東京に移ったあとは浄福寺へ訪れることがなくなり、馬場跡には特産の茶を植えたそうです。越前市ってお茶有名なんですね！

ゴールデンウイークでしたが、ほかには誰もいませんでした。というか、お寺の中もしんと静まり返っていました。

この桜を見に毎年福井藩主はいらしていたようですね。これは子孫みたい。

藩主がいらっしゃるということはお休みどころが必要ということで、お庭と御成座敷をしつらえたようです。

そこから見える風景がこちら。

様式は、借景築山式蓬莱枯山水庭園。苔が大海を模しています。

一番奥に見えるのが日野山系で、これを借景としています。日野山の裏側方面が福井市になります。

その右側半分を占める大きな柊、これは越前市の指定天然記念物でこれは山を模しているそうです。福井藩主はこの飛び石の一番先にある拝観石に立って、ヒイラギの根本にある塚にお参りをしたんだとか。

たぶん今は引退したと思われるおじいさんがこのお庭と浄福寺について丁寧に説明してくださいました。小さなお寺はこういうところが魅力よね！その中の話で聞き捨てならないものが・・・なんと、事前に連絡してくれたら苔に水を撒いておいたのですが・・・と！！苔をメインにした枯山水ですが、連休前後はとても天気がよく雨も降らなかったため、お庭の苔はだいぶ水分を失い茶色になっていたのです。これに水を撒くと青々としたまさに大海になるんだそうです。見たかったな～！

 

ちなみに、ここに行く前に西山公園に一瞬行こうかと思ったのです。すずらんさんのブログで有名な、ツツジの名所です。ですが、そこに至る国道8号線からずでに渋滞していたので諦めました。さすがゴールデンウイーク！

いつか行ってみたいなー