碓氷峠は66.7‰

 

こんにちは~!浅野です。

明日は待ちに待ったファイナルファンタジー吹奏楽コンサート!!あ~楽しみすぎる~lovely
4月末ごろの題名のない音楽会でも特集されましたが、去年に続いて2シーズン目の全国ツアーも、あとは金沢・福島・仙台など数か所を残すのみ。実家でも練習していたソプラノリコーダーでのFFメインテーマをやっと吹ける!!(会場全体で吹くんですよ~happy01
私、ソプラノリコーダーは大好きで年に一回は小学校卒業後もずっと吹いてて、結婚して東京にも持って行きましたし、金沢でも何度か吹いていました。それが今回活かされるなんて!
素晴らしい!!笑

 

 

さて!テンション高まったところで、「初夏ガーデニング軽井沢ツアー」(※父命名)のガーデニングではない鉄道部分行ってみましょ~!笑

ピクチャレスクガーデンを出発したあと、この日の宿泊地・高崎へと向かうべく旧国道18号線へ。
軽井沢駅から車で5分ほどで碓氷峠の標識を見て、ゲートに入り、すぐさま群馬県の表記。そしてカーブのナンバリングが180からカウントダウンです。
(・・・確か、日光のいろは坂にもカーブのナンバリングってしてありましたよね??)

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18号はバイパスが上信越道のほうにあるのですが、今回は鉄道遺産に行くために旧18号のほうを選択しました。あ。旧道と言っても中山道自体のことではないですよ。笑
想像以上の急カーブの連続に酔わないように助手席で緊張しっぱなし、でも軽井沢を頂点にずっと下って行くだけなのでまだマシでしょうか・・・。

カーブも残り100をきると、突如見えてきた鉄道遺産!これは碓井第六橋梁(高さ51.87m・長さ17.37m)です。そもそもこの鉄道遺産ルートは、 去年放送したNHKのブラタモリで碓氷峠と軽井沢を放送して行きたくなった場所。それはレンガづくりの遺構が好きな母も同じ。

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横川~軽井沢間の11.2km、標高差553mは66.7‰(※パーミル。1000m進んで66.7m上る)という日本にある鉄道では最急勾配のため難所中の難所でした。その間にある、第三橋梁・いわゆるめがね橋からこの第六橋梁は国指定の重要文化財になります。

高崎駅から長野経由で新潟まで駅まで繋がる信越本線は、長野新幹線の開業に伴い平成9年に横川~軽井沢区間が廃線となりました。現在信越本線は分断されまくりですcoldsweats01

碓氷線と呼ばれたこの区間は碓氷峠が急勾配のため、アプト式と呼ばれる歯車状の線路に動力を伝えるラックレールに機関車を接続して運行し、のちに峠専用のEF63などの機関車などを使用して通行していました。

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カーブが残り1/3になったところで、碓井第五橋梁(高さ8.84m、長さ15.79m)が見えてきました。さきほどの第六橋梁は登れませんでしたが、こちらは階段があるので登ってみることに。

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同じく重要文化財の第七隧道、75.44m。レンガ積みの坑門は下半分がイギリス積みです。

ここで両親とひんやり涼しい風や緑陰を楽しんでしたら、反対側からご夫婦が・・・横川~軽井沢間の中間地点である熊ノ平から歩いてきたとのこと。トンネルを通るとすぐのようです。

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横川のほうを振り向けば、こちらからも歩いてくる老夫婦が。この方たちはめがね橋から歩いてきたそう。めがね橋~熊ノ平間は1.2kmとちょうどよい距離みたいです。でも結構傾斜あるのよcoldsweats02

そのあと、撮れなかった第四橋梁を過ぎて・・・。

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そうして、やっと着いた第三橋梁・めがね橋!!(高さ31.39m・長さ91.06m)

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ここは一番の名所ですから、上まで登れます。

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上まで登ると、さきほど第五橋梁でお会いしたご夫婦とまたもやバッタリ。笑
やはりトンネル歩いてきた方が早いcoldsweats01 こちらの坑門もデザインが素敵です。

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少しだけトンネルを進んでみましたが、いつまでも続くカーブに途中で諦めました。すでにレールなどは撤去されていますが、両脇にある砂利は当時からあるバラストなのかなぁ?気になる!

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その隧道が左奥に見えていますが、橋梁を渡って反対側の山まできました。いたるところにある「クマ注意」の看板・・・この時期トンネルの中の散歩は確かに危なそう。。。
この橋の上からは、道路とは反対側に北陸新幹線の橋梁も見ることができました。

碓氷峠のことについては私もだいぶ主人から知識を得てはいますが(大宮の鉄道博物館も何回も行ってますし、そういう展示はよく見ていました)、実際にこうしてその足跡をたどってみるとかなりの勾配でびっくりしました。ブラタモリでタモさんが言っていましたが、実際にこの勾配に向かって立ってみると後ろに倒れそうになるのです。その九十九折のカーブの数からくる標高差が物語っていますよね。

 

そのあとまた少し下り、横川駅近くにある鉄道文化むらへ。
ここにはアプト式の歯車が展示してあり、SLなどもある総合的な鉄道展示施設です。

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電車に乗っていると見かける勾配を表すこの標識。66.7‰!!

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ラックレールを上から。
これの上を走るときはすごい音がしたんだろうなぁ~ゴリゴリみたいな音なのかな。

ちなみに、現在もアプト式を採用しているのは浜松にある大井川鐡道です。秘境駅・奥大井湖上駅は私ももう何年も前から行きたいと思っているところ。でもなかなか行く機会がありません。。。

Oku-oi_Rainbow_Bridge_on_Oigawa_railway

wikiから画像を拝借・・・この中央の島の先端にあるのが奥大井湖上駅です。周囲はダムですよlovely

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アプト式のあとに主流になった機関車です。これで押したり引っ張ったりしていました(多分)。
運転席と車掌席に座ることができるので、母と記念撮影しました。確か、この前に立っている幼稚園生の主人の写真を見たことがあったような・・・。

園内は広いので、機関車気動車電車たくさん展示してあるのですが時間がないためこれにて撤退!
この旅行は時間との勝負なのです。笑

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鉄道文化むらを出てすぐ、やっとナンバリング1の横川の平地まで降りて来ました。

カーブは180もあるけど、実際の距離は12kmぐらい。カーブが多いからと言って安易にバイパスを選択するのはもったいないですよ!カーブを攻める運転も楽しいですよ~!今回は私は運転できなかったので残念です。笑

ぜひ旧道で貴重なレンガ橋梁を見ながら、往時の鉄道の姿を想像しながら通ってみてくださいhappy01

 

 

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