大村の名勝・旧円融寺庭園

こんにちは、浅野です。

いよいよ今年も残すところあと4日となりました。

弊社は本日で今年の営業を終了とさせていただきます。今年も大変お世話になりありがとうございました。
年始は1月6日（金）からの営業となりますので、どうぞ来年も宜しくお願いいたします。

さて、今年最後のブログは長崎県大村市の名勝庭園で締めさせていただきたいと思います

長崎旅行の最終日、この日は14時長崎空港発の飛行機で羽田空港経由で小松空港に帰る予定でいましたので、完全な移動日。観光する予定もなかったので、嬉野温泉から電車でゆったりと長崎空港へ向かうことにしました。

嬉野温泉バスターミナルからJR大村線の彼杵駅まで、路線バスに揺られ40分ほど。山あいを進むのですが、嬉野はお茶の生産地としても有名なだけあって茶畑がたくさん。通潤橋でもそうでしたが、茶畑には親しみがないので不思議な感じです。そういえば、主人の職場同期で門司に住んでいる人から先日嬉野の紅茶葉をいただいて、仕事しながら飲んでいるところでした

ちなみに、彼杵（そのぎ）駅と読むそうです。長崎県はあれですね、難しい地名が多いですね

嬉野温泉を出発してすぐに長崎県に入ってしまったため、初の佐賀県滞在は20時間ほどで終了してしまいました(笑)　通過なら何度かあるのですけども、なかなか佐賀県って滞在できなくて

架線がないすっきりとしたホーム。枕木はコンクリート製と木材と交互に設置してありました。

この使い込まれた古い気動車に乗って、大村駅まで20分ほど乗りました。地元の高校生たちが結構乗ってたなぁ、長崎までショッピングに行くのかな？

大村駅～！駅前の県営バスターミナルで長崎空港行きの路線バスを見てみると、空港行きは20～30分に一本あるものの、この時間に行っても空港で結構待つことになりそうなので、観光案内図で周辺を探索しようということになりました。

そこで見つけたのが、大村駅より歩いて10分ほどのこちら！

旧円融寺庭園でございます　名勝指定を受けたお庭は、この奥の長い階段を上がった上にありました。

円融寺は大村藩の四代藩主が徳川家光公とその後の将軍を祀るために建てたお寺だったそうです。簡単に言うと、養子となった四代・大村純長が幕府に承認される前に三代が亡くなってしまったため、大村藩の存続が危ぶまれていたところ、家光公の裁可で跡目相続が許されたため、その御恩に報いるためにということのようです。

鳥居に向かって左側は「日の庭」

右側は「月の庭」

横から見ても分かりにくいのですが、階段の上から眺めると、日の庭は真ん中に中の島があり、月の庭は三日月の形をしているのが分かりました。この二つのお庭は他に説明書きがなかったのですが、同じ時期に作られたのでしょうか？

階段を上がると広い芝生の広場。実は円融寺は明治維新の際に廃寺となっているので、現在はありません。この広い芝生の真ん中に建っていたのでしょうね。代わりにある左側の建物は、正面に見えている戊辰戦争で亡くなった墓碑とそれを祀るために建てられた社でしたが、その後護国神社と名前を改めたようです。

お庭の前に建っている説明板には衝撃的な内容が書かれていました・・・。

それによると、円融寺が廃寺になったあとこのお庭はツツジに覆われていて、それを昭和44年に発見したのが農大に当時在学中だった学生さんだったというのです。これには主人とびっくりしてしまいました。一体どなたのことなのでしょうか？

法面を築山に見立て、400近い石を三尊石組を基本として配置された枯山水庭園です。何本かある白玉砂利の枯滝と、苔や芝生との対比が綺麗ですね（枯滝はサムネイルの左端のほうにももう一本あります）。写真の手前にある大きな平たい石は礼拝石なのですが、墓碑の後ろにあるので行きづらくてやめてしまいました。にしても、この小さくまとまっているツツジがこの法面を覆っていたのでしょうか？

バスターミナルに戻る途中で、大村市のマンホールを発見しました。

調べて見ると、大村市の市の花はオオムラザクラという八重咲を二つ重ねたような独特の咲き方をする桜だそうなのですが、どうやらこれがマンホールの絵柄になっているようですね　その桜が四つ描かれていてその廻りのデザインも凝っているものでした。マンホールカードにならないかなぁ？でもなってももらいに行けないだろうけど(笑)