こんにちは、浅野です。
明日からは富山県の八尾(やつお)でおわら風の盆がはじまりますね 毎年9/1-3で本祭が開かれる前の8/20-30は約10日間をかけて、10の旧町と福島地区の11か所で毎日代わる代わる前夜祭が行われています。
一昨年も前夜祭に行ってきたのですが、そのときは福島地区でしたので過去ブログをどうぞ(2015/8/25ブログ)
今年は西町と鏡町の前夜祭を見に行ってきました。前回の前夜祭見物のあと、本屋で偶然発見したおわら祭りをテーマにした「月影ベイベ」という漫画で八尾のことをだいぶ知ることができましたので、今回は主人にいろいろと説明しながら初めて行く旧町の街並みを前夜祭前に見て廻ってみました。
前夜祭は毎日20時から22時までなのですが、私たちはいつも行く高岡の「吉宗」にてカレーうどんで腹ごしらえをして、18時半ごろ八尾に到着。八尾は今ではひろーい富山市の一部になっています。
旧町のほうには駐車場がないらしく、井田川を挟んだ反対側の町民ひろばへ駐車してきました。協力金は一台1000円です、本祭のときも同じ値段なのかしら?本祭が大混雑するからか、ツアーバスも結構停まっていました。
旧町は橋を渡ったこの崖の上。ちなみに福島地区は駐車場側のエリアなので場所がたくさんあるのか、前夜祭のときは無料の駐車場のうちの一つに停めることができました(今は違っていたらごめんなさい)。
井田川にかかる禅寺橋。井田川はもう少し下流で神通川に合流しています。
橋の欄干にはおわら踊りの際の女性と胡弓を弾く男性の姿。
こちらは男女の組み合わせのポーズが。いろんな種類の踊りの様子が鋳物でできた橋の欄干に描かれておりました。ちなみにこの禅寺橋は車の通行はできないようです。
橋を渡り坂を登ります。駐車場から見た写真で言うと、右上に登っていく坂道です。ここを登るとこの日前夜祭を行う西町へ行けるようでした。ぼんぼりに西町と書かれていたので。
坂の途中にある見晴らし台。橋を渡り、右端の坂を登ってきたところです。
井田川の奥に広がる夜景は富山平野の市内の明かりです。旧町へ上る坂はいくつか道があり、それぞれにぼんぼりがありました。きっとそれぞれの旧町へ行く道なんでしょうね
坂を登るとすぐに西町の目抜き通りへ。前夜祭開始まで一時間あるからか、まだ道の両脇に人だかりなどはできていませんでした。ぼんぼりはこうした通りにもたくさんあり、どうやって立てているのか観察してみたところ、側溝に穴が空いていて立てられるようになっていました。穴はたくさんあって、一個抜かしぐらいでぼんぼりが立っていたかな?
ところで、八尾も相当雪深いと思うのですが消雪パイプがありませんでした。なんでやろ?
まだ時間があるので、少し歩いてこの前日に前夜祭を行っていた諏訪町のほうへ行ってみました。人はまばらですが、諏訪町は古い建物が多かったです。漫画「月影ベイベ」でも主人公たちの住んでいるところは諏訪町で、こうした街並みやさきほどの禅寺橋や坂の風景などは漫画の中でもよく出てきていました。また明るいときに行きたいな。
この目抜き通りにあった広場では、20代と思われる女性数人が高校生ぐらいの子たちに踊りを教えていました。漫画でもそういった風景あったのですよね~、ちょっと感動。
再び西町まで戻ってくると、なにやら人の流れが。。。
追って行ってみると、どうやらこちらは鏡町の輪踊りの会場のようです。鏡町の前夜祭はこの翌日が主のようでしたが、西町と合同でこの日は輪踊りを開催するようでした(説明によると)。ちょうど坂の上に見晴らせるところに立てたので、そのまま30分ほど待って輪踊りを鑑賞。2歳ぐらいの子供から大人まで、中心では男女ペア3組。
2年ぶりに聞くおわら節。太鼓や三味線、囃子、胡弓に合わせて唄い手が奏でるこの哀愁漂うメロデイーと、踊り手の艶やかさに魅了されたんだよなぁ。輪踊りは初めて見たのですが、上から見るのもいいですねぇ。前回来たときは、舞台踊りと流ししか鑑賞しませんでしたので。
その後、西町へすぐ移動してみるとちょうど流しがはじまったところでした。
流しとは、通りを行列を作って踊りながら行くことです。かなりゆっくり進みます。
このかぶっているものは編み笠で、見ていると高校生ぐらいからかぶることができるのかな?
かなり深くかぶる編み笠で、女性も男性も顎廻りしか見えないのですよね。でも、踊り子さんたちは視線を指の先に伸ばすのだとか。小さい子たちもみんな上手に踊っていました
後ろ姿は、髪の毛をまとめて花飾りをした後頭部とうなじ部分が見え隠れ・・・正面から見たときも後ろから見たときも、本当に色っぽいことこの上ありません。少女たちはこの編み笠に憧れたりするのかなぁ。
踊り子さんたちが一通り通過すると、その後ろからは三味線や胡弓を奏でる方たちが続きます。
この胡弓の音色が本当に好きです。あまり目立ってはいけないそうなのですが、この音色を一度聞いたら好きになる人はきっと多いはず。同い年か少し上ぐらいの美人さんが胡弓を弾かれていたのですが(ちょうど写っていない)、女性でも胡弓って弾かれるのですねぇ。胡弓の後ろには唄い手さんたちと続きます。
そして、列の一番最後尾には男女一組ペアで流しの一団が終わり。その後ろには、自分たちの目の前を過ぎ去ったので移動しようとする観光客の群れが・・・おわら踊りはかなりゆっくりなので、その列もかなりゆっくりでぞろぞろと続いていました。
そうして1時間ぐらい滞在して、帰りはそのまま自宅近所の銭湯へ直行!(笑)
八尾から金沢までは国道359号線経由でおよそ1時間半ぐらいかな、日曜日の夜でだいぶ空いてたので助かりました。車内ではどうしておわらはあんなに魅力的なのかと語り合い、また見に行くことができてよかったと。今年転勤出ていたら見れてなかったもんなぁ、来年まだ金沢にいたら本祭を一度でいいから見に行ってみたいな。
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