こんにちは、浅野です。
本当なら今日明日と広島へ遠征に行く予定でチケットをとってあったのですが、主人が急遽出勤になったため泣く泣く断念。台風×鉄道はほんと避けようがない事態ですね ということで、これにて今年の私の野球はすべて終了!(笑)
高岡日帰り観光、最後はメインディッシュの国宝・瑞龍寺です。
受付と重要文化財の総門。薬医門です。
高岡の一番の観光スポットと言えばここ、瑞龍寺です。越してきて以来いつか行こうと思いつつ、もう二年半もたってしまいました。高岡市は富山県の中では一番訪問しているのにね(カレーうどん屋さんによく行ってるから)。
総門をくぐると目に入るのは国宝の山門・・・!!
のはずでしたが、なんと今年のGWあたりから改修工事に入っているそうです。えーやっぱり早く来ればよかった
この広い山門前の白砂は年に何度かLEDライトを配してライトアップをするんですよね、それも見たかったなぁ。
私には足場組んであるだけでどこを改修しているか分からなかったのですが、山門の左右には金剛力士像が。
山門をくぐると、今度は国宝の仏殿。そして一面綺麗な芝生が。これはすごく珍しくないですか?山門前は白砂、仏殿と法堂周辺は芝張り。しかもものすごくきちんとお手入れされていて、茶色×白色の建造物群との相性が抜群です。。
閉園ぎりぎりに行ったので陰影がものすごくてすみません
1659年建立の仏殿。屋根には金沢城の石川門と同じく鉛板で葺かれているそうで、全国でも他に例は見ないそうです。
そうなのです!この瑞龍寺は前田家と繋がりがあるというか、二代藩主前田利長公をお祀りするために利常公が建立させたお寺さんなんです。利長公は晩年に高岡に築城してこの地で亡くなったのですが、加賀百万石を譲られた義弟の三代藩主利常公が深く恩を感じて20年をかけて造らせたのでした。
これは法堂前から仏殿と山門を見たところ。
このエリアの両脇は禅堂と大庫裏となっていて、どちらも重要文化財です。
仏殿の奥に見えるのが大庫裏。
庫裏というのはいわばお台所ですね。大きな窯跡がありました。
そしてこちらが禅堂。修行をする場ですが、食事や睡眠などもとれる生活空間のことです。
国宝の山門、仏殿と一直線になった一番奥にあるこちらが国宝の法堂です。1650年代建立。
境内一の大きさの建物で総桧造りの建物です。
桐の御紋の中央には、加賀藩前田家の家紋である梅鉢紋。調べてみると、利家のときに秀吉から桐の御紋を下賜されたようですね。そしてこの少し簡単な梅鉢紋は利長公の紋のようです。
法堂から障子窓越しに見る芝庭が美しいこと。
調べて見ると、「日本歴史旅行協会」さんというところでこちらの副住職さんに問い合わせたと書いてありました。もともとたくさん樹木は植わっていたそうですが、瑞龍寺の伽藍の連なりの魅力を最大限引き出すため、また湿気から建造物を守るために樹木を伐採し芝生を植えたとのことでした。
なるほどとは思っても、当時それを決断するのはいろいろと大変だったのでしょうねぇ。
改修工事はまだ数年続くようなので、綺麗になった山門をきっと見ることはないと思いますが、この芝庭と白砂と伽藍のコラボレーションを見にまた来たいなと思いました
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