カテゴリー別アーカイブ: 広瀬川

庭から去ったクナウティアの記録と雀の雛

2018年10月に庭にお迎えしたクナウティア・アルベンシス。

2019年5月に初開花し,

クナウティア・アルベンシス,2019/05/26
クナウティア・アルベンシス,2019/05/26
クナウティア アルベンシス,2019/07/21
クナウティア・アルベンシス,2019/07/21
ゲラニウム・サマースノーとクナウチア・アルベンシス,2019/08/11日
ゲラニウム・サマースノーとクナウチア・アルベンシス,2019/08/11
クナウティア・アルベンシスとハキダメギク,2019/10/27
クナウティア・アルベンシスとハキダメギク,2019/10/27

2020年も開花したけれど

クナウチア・アルベンシス,2020/05/24
クナウチア・アルベンシス,2020/05/24
クナウチア・アルベンシス,2020/06/21
クナウチア・アルベンシス,2020/06/21
クナウチア・アルベンシス,ハキダメギク,ヤマアジサイ・ジャパーニュミカコ,2020/08/01
クナウチア・アルベンシス,ハキダメギク,ヤマアジサイ・ジャパーニュミカコ,2020/08/01

2020年8月を最後に庭から消えてしまった。

ところが,今年うちの庭のフェンスを挟んで堤防側で一輪だけ開花していて,

クラウティア・アルベンシスとブタナ,2021/05/15
クラウティア・アルベンシスとブタナ,2021/05/15

復活するかもと思ったけれど,写真撮って庭に戻ったら,堤防側で花摘みしていた子供に引き抜かれて,やっぱり終わった,と思ったけれど,昨日堤防側から庭の写真とりに出たら,今度はたくさん堤防側で開花していました。

クナウティア・アルベンシス,2021/06/19
クナウティア・アルベンシスとブタナ,2021/06/19

何か別れた恋人みたような気持ち...


今朝は梅雨入りした昨日の雨も上がって一日庭の草抜き。

庭の東側のバックヤードに巣箱つけていて,以前はキッチンの窓から見えるようにフェンスにつけていたけれど,1.8 mのフェンスなのでついているの低い位置なので利用してくれなくて,キッチンから見えないけれど,家の壁のエアコンの配管に移したら毎年利用してくれていて,

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今日庭で草抜きしていたら数分おきに雀の母さんが巣箱に餌を運んでいて,雛鳥の餌をねだる声が聞こえるので,お母さんのいない空きに脚立もっていって盗撮させてもらいました。

フラッシュたくわけにいかないので,携帯のレンズ巣箱の入口につけて撮影しただけなので,写真撮っただけでは,真っ暗で何がなんだか分からなかったけれど,パソコンで画像処理して明るさ最大にしたら

(鳥の場合は,ヒナ鳥はあまり可愛くないので,見たくないかたは引き返してください)

スズメのヒナ,2021/06/20
スズメのヒナ,2021/06/20

一人っ子か兄弟がいるのかよく分からない。

双子の蝶の幼虫(妻に「蛾かもよ」,と言われた)の方は,雀のように親の手を煩わすこともなく,山椒の葉を大量に食べ枝を坊主にしながら順調にそだっております。

薔薇の開花5番目と復活したゲラニウムとクナウティア

今年2番目に開花したオレンジの薔薇がリビングの腰高窓の前で次々に開花しています。

イングリッシュローズ,パット・オースチン,2021/05/15
イングリッシュローズ; パット・オースチン,2021/05/15

ここは以前は西洋朝顔・ヘブンリーブルー植えて緑のカーテンにしていて,天国の青という素晴らしい花色の朝顔が2階の窓の上まで伸長して全面に咲くと,それはそれは素晴らしい景色つくってくれるのだけれど,私的には最も嫌いな園芸作業の種まき毎年しなくてはならないし,軒下に植えている大水飲みの朝顔に毎朝水やりしないと萎れてしまうし,花が咲くのが9月で秋咲き朝顔というのも何だし,花が終わって太さ2cm以上に生長した茎をネットから外すのは無理なので毎年ネット使い捨てるというエコでない生活なので,ハーフアーチ買って,家族のあいだで最も評判の良いオレンジの薔薇を緑のカーテンにするため,つる薔薇として育てることにしました。

庭では3番目に咲くかも,と思っていた薔薇が5番目に開花しました。

イングリッシュローズ,エヴリン,2021/05/15
イングリッシュローズ,エヴリン,2021/05/15

香水会社のシンボルローズという先入観なしでも素晴らしい香り。

昨日最も美しい白薔薇と言われるマダム・アルディーを思わせる花色で咲いていた3番目に開花した薔薇の梅の木の木陰の方の株は今日は本来の花色でグリーンアイを覗かせて咲いています。

シュラブローズ; ブルームーンストーン,2021/05/14
シュラブローズ; ブルームーンストーン,2021/05/14

一番遅咲きの西洋石楠花の朱紅花が庭にアクセントをそえています。

西洋シャクナゲ; 紅小町,2021/05/15
西洋シャクナゲ・紅小町,2021/05/15

多年草いろいろ試しているけれど,何年か経つと消えてしまいます...

2018年10月に買ったクナウティア・アルベンシスとゲラニウム・サマースノー。昨年はアルベンシスのみでサマースノーは芽吹かず,今年はサマースノーが芽吹いて5月5日に最初の花が咲いたけれどアルベンシスが芽吹かず。

草抜きしていて,クレマチスを雑草と一緒に抜いてしまったことが何度もあったので,芽吹いたサマースノーを雑草と一緒に抜かないように鉢上げしていたのが(鉢上げするときに根を切ったみたいで一時萎れたけれど),次々に開花しています。

ゲラニウム; サマースノー,2021/05/15
ゲラニウム・サマースノー,2021/05/15

(何か茎がとんでもなく太くなっていて,もともとそんな品種かと思ったけれど,ナーセリーの写真ではそんなに太くないので不思議)

2年で庭から消えてしまったアルベンシス,春~初秋まで背の高い青紫の花を繰り返しつけて咲くので薔薇と一緒に植えるのいいかもと思ったけれど,花も葉も美しいゲラニウムと違って,葉が以前植えて1年で消えたスカビオサと一緒で 雑草 野草 そのもので株姿が少し残念で,無くなったけれどまあイイかと思っていたら,堤防で1苗零れたねで復活して同じような株姿のブタナと一緒に咲いていました。

クラウティア・アルベンシスとブタナ,2021/05/15
クラウティア・アルベンシスとブタナ,2021/05/15

堤防で咲いている野草の花はタンポポからハルジオン,さらにブタナと変わり,

ブタナとハルジオン,2021/05/15
ブタナとハルジオン,2021/05/15

写真撮らなかったけれど,シロツメクサやシャスタデージが咲き始めました(トップのブログテーマ写真は昨年5月24日に堤防で撮影したシャスタデージー,アカツメクサ,ブタナです)。

梅の開花と川秋沙

梅の花が咲いています。

ウメ,2021/03/27
ウメ,2021/03/27

四十雀が恋の歌うたっているなかで,カメラを持って川原に行きました。

軽鴨しかいない

カルガモ,2021/03/27
カルガモ,2021/03/27,広瀬川

と思ったけれど,川下に少し行ったら,予想していたとおり川秋沙がいましたが,すぐに離れていきました。

カワアイサ,2021/03/27
カワアイサ,2021/03/27,広瀬川

もう一羽いると思ったら,ロンゲのポニテで,このあたりで初めて見る金黒羽白でした。

キンクロハジロとカワアイサ,2021/03/27
キンクロハジロとカワアイサ,2021/03/27,広瀬川

金黒羽白はつがいでした。岩の上で真鴨のつがいが陽向ぼっこしていました。

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夕方カーポートで車の掃除していて,スプレーのキャップ車の下に落としたので車の前にとりに行ったら,道路を歩いてきたゴールデンの健太くんと目が合って,健太くんが飼い主引っ張ってぐんぐん寄ってきたので,しゃがんでソーシャルディスタンス無視してハグハグしました。健太くんも飼い主に「良かったね」と言ってもらってました。

オオイヌノフグリとオタフクナンテンと犬の生まれ変わり

震災のときや,その後の大きな余震のとき家にいなくて,「あなたは肝心なときいつも家にいない」と妻に言われるけれど,夕べは家にいて,疲れていたので妻より先に2階で寝ていて,緊急地震速報も鳴らずいきなり強い揺れで,それもすぐに収まらずどんどん強くなって「ひょっとしてこの世の終わり?」と思ったけれど「2階なのですぐに逃げる必要もないか」と思って,そのまま布団の中で寝てました.

揺れが治まって1階に下りて行ったら,玄関に避難していた妻がいて「震災のときは自転車が倒れなかったけれど倒れている」といったので自転車起こしリビングに.震災以降はなかったけれど,棚からものが落ちるくらいの激しい揺れだったけれど,妻が生協に買い物に行くたびに花買ってきて活けている花瓶は倒れていませんでした.

2021/02/14
2021/02/14

今朝明るくなってから庭の点検.挿し木して増やした西洋紫陽花の鉢が一つ倒れていただけでした.

庭では春最も早く咲く(年内には開花し始める)野草のオオイヌノフグリのサフィアより美しいブルーの花が今年も一斉に咲き始めていました.

オオイヌノフグリ,2021/02/14
オオイヌノフグリ,2021/02/14

風水信じているわけでないけれど,バックヤードの北東コーナーに植えていた南天.超強健でどんどん大きくなって増えすぎていたので切り戻して,代わりに紅葉が美しいオタフクナンテン去年注文して,年明けにようやく届いたの植えつけていたのが美しい.

オタフクナンテン,2021/02/14
オタフクナンテン,2021/02/14

その後手紙を出しに近所のポストに.脇の住宅から出て来たコーギー犬が「ワン!」と私に吠えたので,飼い主のお姉さんは「すみません」と言ったけれど,しゃがんで撫で撫でさせてもらいました.「良かったね,まだ子犬なんです」と言われたけれど,ミニチュアダックスとコーギーで犬種は違うけれど,昨年10月4日に天国に召された,うちのわんこさんが生まれ変わって私と再会して私に呼びかけたのだと思い,ずっと鬱々としていた気持ちが晴れました.今度はもっと幸せにね.

オナガガモとマガモ,2021/02/07
オナガガモとマガモ,2021/02/07,広瀬川

尾長鴨と真鴨と大鷭

広瀬川でジョウビタキのメスさんと久しぶりに出会いました.

ジョウビタキ♀,2021/02/06
ジョウビタキ♀,2021/02/06,広瀬川

川原ではツグミさんが,いつもの「達磨さんが転んだ」ごっこ.

ツグミ,2021/02/06
ツグミ,2021/02/06,広瀬川

なんか随分スリムだけれど,雪の日が続いたせいなのかな.

川面では水辺の鳥のセグロセキレイさんが虫とり.

セグロセキレイ,2021/02/07
セグロセキレイ,2021/02/07,広瀬川
セグロセキレイ,2021/02/07
セグロセキレイ(一瞬ハクセキレイかと思った),2021/02/07,広瀬川

川辺の木にはカワラヒワさん.

カワラヒワ,2021/02/07
カワラヒワ,2021/02/07,広瀬川

冬枯れで水位が減っているのでカワアイサさんはいないだろうし,カルガモ一匹いないかと思って諦めていて,少し下流の葦の原をぬけて川原に出たら,オナガガモさんの群れを発見.

オナガガモ,2021/02/07
オナガガモ,2021/02/07,広瀬川
オナガガモ,2021/02/07
オナガガモ,2021/02/07,広瀬川

オナガガモさんに混じってカモの中のカモのマガモさんも.

マガモとオナガガモ,2021/02/07
マガモとオナガガモ,2021/02/07,広瀬川
マガモ,2021/02/07
マガモ,2021/02/07,広瀬川

いろんなカモが一緒にいる(下流にはカルガモも)のに,どうしてオスしかいないのだろう.

マガモさんの写真撮っていたら前に変な鳥出現.れれれ,この鳥なんだ,

マガモとオオバン,2021/02/07
マガモとオオバン,2021/02/07,広瀬川

伊豆沼か広瀬川のもっと下流かどこかで見た記憶がある(オオバンでなくバンかも知れない)けれど,広瀬川のここらで見たのは初めてのオオバンさんでした.

オオバン,2021/02/07
オオバン,2021/02/07,広瀬川

つがいかどうか分からないけれど,下流側にもう一匹いて一緒になりました.

オオバン,2021/02/07
オオバン,2021/02/07,広瀬川

一瞬目の前をカワアイサさんのメスが飛びすぎていった気がしたけれど,また,カワアイサさんに会えますように.

(広瀬川で暮らす生き物の一年のアーカイブはこちらです)

環境保全区域で家を建てるには(3)

仙台市における環境保全区域は

「広瀬川の流水域及びこれと一体をなして良好な自然的環境を形成していると認められる区域」

図1 自然崖を形成した広い河床を流れる清流に周囲の緑が映える広瀬川の景観(Google Earthより)
図1 自然崖を形成した広い河床を流れる清流に周囲の緑が映える広瀬川の環境保全区域(Google Earthより)

と定義されている(広瀬川の清流を守る条例第8条第2項).

環境保全区域では一定の割合(保全率)以上の土地を空地(保全用地)

図1 保全用地とは(条例環境保全区域のあらまし,2018年6月版をもとに作成)
図2 保全用地とは(広瀬川の清流を守る条例,環境保全区域のあらまし,2018年6月版をもとに作成)

として,土のままで植物が植わっているか,すぐに植えられる状態で残す必要があり,建築物や工作物の築造に制限がある.

図2 環境保全区域とそうでない区域の違い
図2 環境保全区域とそうでない区域の違い(広瀬川の清流を守る条例,環境保全区域のあらまし,2018年6月版をもとに作成)

保全用地のことを考えるうえで樹木の役割がとても大切なのでこのことについてもう少し見てみましょう.

土地ができたばかりのときは草木が1本もない裸地の状態で,この状態(図3左)を基準に考える.

時間がたつと土地は草原となり,やがて樹木が生長した土地(図3中)となる.

植物は細胞そのものに水を溜めることができるだけでなく,葉や根を展開した樹木は巨大なスポンジとなり裸地に比べて格段の「保水力」がある.また,深く広く張った根は土地の「透水力」を高め,雨水は地中深く浸透して洪水の被害を小さくするとともに,根から吸い上げられた水は光合成により空気中の「炭酸ガスを吸収」し「酸素を放出」し,大気汚染や地球温暖化に対する極めて効率的な対策となる.

樹木の根は保水力を向上させるだけでなく,地滑りを防ぎ,根から吸い上げた水が葉から蒸散することで,樹影による効果に加えて,さらに地温を下げる.

植物の育った緑の土地は,人のストレスをやわらげ,病気からの回復を早めるだけでなく,多種多様な動物が暮らすようになり,生物の多様性は,病原性の細菌の繁殖や感染症,伝染病の抑制につながる.

しかしながら,手つかずの自然もやがて,人間によって開発され,自然環境を残した環境保全区域以外では,建築物や工作物など人工物に置き換わる都市化の波が押し寄せる(図3右).

都市化した人間の暮らしは大量の炭酸ガスを放出し,コンクリートやアスファルトで固められた人工地盤は,地温の上昇によるヒートアイランド現象により,さらなる炭酸ガスの放出につながり,地球温暖化による気候変動での豪雨災害をもたらし,保水力・透水力を失った人工地盤は異常気象による洪水被害を大きくさせるだけでなく,内地浸水など人工的な下水設備の限界による豪雨災害や地滑りなどにより被害を甚大なものとする.

図3.土地の変化と自然環境(裸地,保全用地,都市化のイラストは,広瀬川の清流を守る条例,環境保全区域のあらまし,2018年6月版のものをもとに作成)
図3.土地の変化と自然環境(裸地,保全用地,都市化のイラストは,広瀬川の清流を守る条例,環境保全区域のあらまし,2018年6月版のものをもとに作成)

都市化による人口の集中は,過密な生活によるストレスの増大だけでなく,大気汚染や病原性の細菌,感染症の蔓延をもたらし,パリ協定を離脱したトランプ元大統領のアメリカやアマゾンを乱開発して異常気象に見舞われているブラジルが,コロナ感染症者数の世界でのトップを占め,東京,大阪,愛知といった大都市が緊急事態宣言になるのも,人口が多いだけでなく自然環境がなく多様な生物が暮らす樹木をなくしたからなのかも知れません.

大都市は良好な交通網,医療機関,文化設備,娯楽設備などのインフラをもっているけれど,18世紀には,すでに一部の都市計画者たちは,もっとも大切な都市のインフラの一つは樹木であり,市民の健康な暮らしを守るには,自然環境,とりわけ樹木のある自然環境の保護は決定的に重要であることに気付きました(末尾のYoutube参照).

仙台では,今から約400年前の江戸時代,仙台藩祖伊達政宗公が,家臣たちに,屋敷内には飢餓に備えて,栗・梅・柿などの実のなる木を,敷地境界には杉を植えるように奨め,こうしてできた屋敷林と広瀬川の河畔や青葉山の緑が一体となって,街全体が緑に包まれた「杜の都」となりました

1945年の仙台空襲で,まちの緑は焼けてなくなってしまいましたが,その後の復興により緑が回復しましたが,

1974年に「都市化の進展は著しく,このまま放置すれば広瀬川の清流は奪い去られようとしている。この市民共有の財産である美しい広瀬川の清流を保全して次代に引き継ぐことは,われわれに課せられた重大な責務である。」

として,「広瀬川の清流を守る条例」を制定し現在にいたるのですが,いま再び広瀬川の自然環境が,宮城県知事の作った,これまで何十年にもわたって保全されてきた樹木を伐採し,アスファルトで地面全体を固めて作った大規模(9000平方メートル以上)人工芝グラウンドにより大きく損ねられようとしているのです.


この記事は,下記のTED-EdのYoutube動画(日本語字幕あり)を参考に書きました.

木を全て切り倒した都市に何が起こったか

環境保全区域で家を建てるには:番外編(2)

!注 この記事の例では,宮城県を一般事業者として扱っています。宮城県は実際は条例第9条第2項で規定される国や県の機関にあたり,工作物の築造等の条例の規制に関わる行為を環境保全区域において行うには,市長の「許可」でなく,市長に「通知」を行う必要があります。詳しくはこちらをごらんください。


宮城第一高第二グラウンドの違法性について指摘しておりますが,2021/02/03付けで再度,違法でないという回答が来ましたので下記のように再度違法性を指摘しました.


[仙台市長]伐採された樹木につきましては、伐採した本数と同数の代替樹木が第二種環境保全区域内に植栽されており、広瀬川の清流を守る条例に基づく自然的環境の回復を図る措置が講じられております。


当該建築敷地(図2青枠内)においては,仙台市民共有の財産である広瀬川環境保全区域の景観を著しく損ねる「トイレ」および「倉庫」を,この地において数十年間にわたって保全されてきた樹木を伐採し,使用できる総敷地(図2赤枠内)において,あえて環境保全区域内に建築する必然性もなく(図2)県税を浪費して建築しており,

環境保全区域の川岸側に接した当該建築敷地における自然的環境の回復を図る,

  • 代替樹の植樹
  • 生垣の設置
  • 壁面緑化
  • 屋上緑化

等の措置は一切講じられておりません(図1).

以前の税務大学校の校舎のように,条例に従って川岸と反対の道路側に設置すべき建築物であるトイレと倉庫を,樹木(下の画像参照)を違法に伐採して更地化して保全緑地内に設置して環境破壊,2020年11月28日
図1 第2種環境保全区域において保全されてきた樹木を伐採し築造されたトイレと倉庫.自然的環境を回復する措置は一切講じられていない.2020年11月28日

また,グラウンド敷地の第2種環境保全区域ほぼ全面をアスファルト舗装して人工芝を施工,または,上記建築物等工作物を設置しており,保全率は5%程度で規定の24%にとおく及ばない大規模環境破壊の違法グラウンドを造成して(図2)

  • アスファルト舗装基盤の人工芝グラウンドは工作物ではない
  • 高さ5m以下の塀は工作物ではない
  • 高さ15m以下の塀は鉄柱(+防球ネット)であり工作物でない(次項参照)
  • 高さ5m超の照明灯は公共のためのもので工作物ではない(次項参照)

等として悪質な違法行為(広瀬川の自然環境を損ねる工作物の無許可築造および保全率の規定違反)を正当化しているのはすでに指摘したとおりです.

図5 宮城県が行ったグラウンド造成工事.グラウンド南東部の樹高10m以上の樹木(図1参照)を建築物を建てることで伐採し,代替樹は南側の川沿いの既存保全用地中央部に5本,東側に2本,樹高2m程度の樹木を植樹したが,図の灰色で示す従来土のグラウンドとして保全されてきた用地(図4)ほぼ全面をアスファルトで舗装して「植物が育たない不毛の土地」にし,第2種環境保全区域内(図中の黒線より南側)に関しては保全率6%以下で保全率の最低基準の24%に大幅に不足した「違法グラウンド」を造成した.(仙台市に情報開示を請求して得た敷地構成図をGoogle Mapの衛星写真に重ねて作成)
図2 宮城第一高第二グラウンド.数十年にわたって保全されてきた樹木を伐採してトイレと倉庫を建て(図1),土のグラウンドとして保全されてきたグラウンド用地ほぼ全面をアスファルトで舗装し,最低基準の24%に大幅に不足した保全率5%の「違法グラウンド」(画像右隣の国家公務員宿舎は保全率60%で人工芝グラウンドの悪質性が際立つ,仙台市に情報開示を請求して得た敷地構成図をGoogle Mapの衛星写真に重ねて作成)

従って,原状回復を行わない場合は,条例第18条の規定により,1年以下の懲役または10万円以下の罰金に処せられます.


[仙台市長]防球ネットにつきましては125日に回答致しましたとおりであり、


指摘したもの(図3)と同等のものは,「野球場」によく設置されておりますが「防球ネット」とは呼ばず「フェンス(塀)」とよんでおります.

塀,柵(図3後方に見える2本の鉄柱間に鉄パイプをわたしたもの),鉄柱等は,広瀬川の清流を守る条例第9条の規定により許可が必要な工作物であり,違反すると条例第19条の規定により5万円以下の罰金に処せられます.

また,(支柱により土地に定着した)ネットそのものは,広瀬川に生育する野鳥を殺傷する自然的環境に悪影響を及ぼす危険な「工作物」にあたるため,第2種環境保全区域にむやみに設置することはできず,野鳥等の動物がネットに絡まり傷ついたり死亡した場合は,野生動物にとって危険なネットを許可なく大規模に環境保全区域に設置したものは,「動物の愛護及び管理に関する法律」の動物虐待罪により刑事責任を問われる場合があります.

図5 グラウンド東西北面を取り囲む柵(高さ10m超)と照明搭(高さ5m超),2021/01/11撮影
図3 グラウンド敷地東西北面を取り囲むフェンス(高さ10m超)と照明搭(高さ5m超),2021/01/11撮影

[仙台市長]照明灯につきましては、条例において公共の用に供するものであることから許可不要となります。


グラウンド西側に3ヶ所,北側に3ヶ所設置されております高さ5236 mm超の照明灯(岩崎電気 E50059/NSAN9)に関しましては,図4に拡大してお見せするように,公共スペース(道路・住宅側)に光が漏れないように「遮光板」が設けられており,公共の用に供するものではなく,また,公共の用に供するものであったとしても,広瀬川の清流を守る条例第9条の規定により,災害時の応急処置等で行われる場合以外は,築造にあたって許可が必要であり,違反すると条例第19条の規定により,5万円以下の罰金に処せられます.

グラウンド敷地内に設置された照明灯,公共スペース側に光が漏れないように遮光板が設けられている
図4 グラウンド敷地内に設置された照明灯,公共スペース側に光が漏れないように遮光板が設けられている.また照明灯の後ろに見える2本の鉄柱間にパイプをわたしたものは「柵」にあたる.

小鴨と尾長鴨と鳰

昨年末,橋から携帯で撮ったオナガガモの群れ.

オナガガモ,2020年12月25日(携帯で澱橋より撮影)
オナガガモ,2020年12月25日

群れの左に1羽だけいるの,コガモだと思って画像拡大して

オナガガモ,2021年1月23日(1200mm相当のデジカメで澱橋より撮影)
オナガガモの群れに1羽いるコガモ(○印),2020年12月25日

たぶんコガモのオスでした.

一月後に同じ橋を通ったら,またオナガガモさんの群れがいたけれど,コガモさんもいたので,新しく買ったカメラで撮ったら,

コガモ,2021年1月23日(仲の瀬橋)
コガモ,2021年1月23日

素晴らしい.

オナガガモさんは食事に夢中でグラマラスなお尻しか撮れません.

オナガガモ,2021年1月23日(仲の瀬橋)
オナガガモ,2021年1月23日(仲の瀬橋)

写真だけ見るとコガモみたいだけれど,前後の写真からオナガガモでした.

どうして,オナガガモやコガモはオスばかりでいるのだろう.

1年前に別の橋から携帯で撮って拡大したカイツブリ.

カイツブリ,2020年1月25日
カイツブリ,2020年1月25日

ちょっとボケているけれど,今年も同じ橋の下にいました.

カイツブリ,2021年1月23日(澱み橋)
カイツブリ,2021年1月23日(澱み橋)

1200mmレンズは大きく撮れて鳥の観察(水中に潜り魚をとる水鳥の大きな足)には素晴らしい.でも,図鑑的で平板な構図は今後工夫の余地があると思う.

川底のゴミまで写っていていろいろ考えさせられます.

(広瀬川で暮らす生き物の一年のアーカイブはこちらです)

環境保全区域で家を建てるには:番外編

!注 この記事の例では,宮城県を一般事業者として扱っています。宮城県は実際は条例第9条第2項で規定される国や県の機関にあたり,工作物の築造等の条例の規制に関わる行為を環境保全区域において行うには,市長の「許可」でなく,市長に「通知」を行う必要があります。詳しくはこちらをごらんください。


宮城第一高第二グラウンドの保全率違反を仙台市長に告発したところ,1月25日付けで,


「送信いただいた写真の防球ネットは、広瀬川の清流を守る条例により高さが15m以下の鉄筋コンクリート造の柱、鉄柱、木柱その他これらに類する工作物であり、許可不要となります。」

図5 グラウンド東西北面を取り囲む柵(高さ10m超)と照明搭(高さ5m超),2021/01/11撮影
仙台市長が「フェンス(塀)」でなく「鉄柱」であるとしている(ネットの部分はお見えにならないようである)工作物,2021/01/11撮影

との回答が来ていましたので,以下のように,違法性を改めて指摘しました:

1.「塀」でなく「鉄柱」であるとされるなら,フェンス(塀)としての機能をもたらす「ネット」を取り外してください.

「ネット」は,グラウンド利用者にとっては,(1)敷地外からの侵入を防ぎ,(2)敷地内からボール等が敷地外に出て行くのを防ぐ,「壁」として機能するメリットがありますが,「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則」で禁止されている「かすみ網」と同じように,広瀬川に生息している貴重な野鳥の生命を奪います.

また,実際に野鳥等の動物がネットに絡まり傷ついたり死亡した場合は,野生動物にとって危険なネットを許可なく大規模に環境保全区域に設置した宮城県知事は,「動物の愛護及び管理に関する法律」の動物虐待罪により刑事責任を問われる場合があります.

2.隣合う鉄柱間をX字型に結んでいるワイヤーもはずしてください(ネットを外してもワイヤーがあれば「柵」になります).

3.画像奥に見えますように,隣合うフェンスの頂部間10ヶ所以上に鉄製の「梁」が渡され,隣合う鉄柱間を固定しておりますが,こちらも(写真の工作物が)「塀」もしくは「柵」でなく「鉄柱」であるとされるなら撤去してください.

4.鉄柱,塀,柵などは,広瀬川の清流を守る条例施行規則第12条第一号に掲げられている,「工作物」であり,条例第9条にあるように,

  • 非常災害時の応急修理,または
  • 通常の管理行為その他の行為のうち自然的環境の保全に支障を及ぼす恐れがないもの

以外はあらかじめ市長の許可を受けなければならない条例第9条)と定められておりますので,写真の工作物の新築に関しては,規模(高さ)の如何によらず「許可不要」でなく「許可必要」にあたります.

回答から,宮城県知事におかれましては,許可(通知)なく,写真のフェンス(鉄柱+ネット)と「照明灯」以外にも,「門」,「駐車場」,「埋設管」等(鉄柱間のワイヤー・梁,水飲み場,排水溝など)の工作物を設置されたと思われますので,

事業者である宮城県知事は,

  • 5万円以下の罰金に処せられます(条例第19条)

加えて,このグラウンド造成工事は,保全率の規定伐採の規定にもことごとく違反しており,9000平方メートル以上の広大な敷地における大規模開発における違法行為ですので,「原状回復」を行わない場合は,

  • 1年以下の懲役刑を含む重い刑罰を課せられる(条例第18条)ことをお伝えします.

仙台市長からの反論が来ましたら,あらためて番外編(2)として続きます

環境保全区域で家を建てるには(2)

!注 この記事の例では,宮城県を一般事業者として扱っています。宮城県は実際は条例第9条第2項で規定される国や県の機関にあたり,工作物の築造等の条例の規制に関わる行為を環境保全区域において行うには,市長の「許可」でなく,市長に「通知」を行う必要があります。詳しくはこちらをごらんください。


環境保全区域で家を建てる場合,特に外構において気をつけるべきポイントについて,前回の「保全率」に引き続き,「樹木の伐採」について,宮城県知事が広瀬川の環境保全区域内(図1)で行ったグラウンド造成工事における伐採の実例とともに紹介します.

図1 自然崖を形成した広い河床を流れる清流に周囲の緑が映える広瀬川の景観(Google Earthより)
図1 宮城県知事が違法な樹木の伐採を行った(画像中央部)広瀬川第二種環境保全区域の自然.河川沿いの樹木は広瀬川の自然環境を構成する重要な要素であるので,河川沿いの土地には,保全用地を最低でも2m川岸沿いにとらなければない制限,川岸沿いの塀に関しては事前に設置の許可を得なければならない制限の他に,樹木の伐採に関しても厳しい制限があり,伐採を許可されても,「(周囲の自然環境を回復するための)代替樹の植樹等」の保全処置を行わなければならない(Google Earthより)

まず,「保全率」の復習から.

「保全率」とは,工作物(建築物および建築物以外の工作物)に係わる「敷地」に対する「保全用地」の割合をいいます.

「保全用地」とは「自然的環境の保全のために確保されている土地」(条例施行規則第14条第1項一ロ(1))のことで,裸地(らち,草木が1本もない土地)の他に植物が植わっているか(すぐに)植えられる状態の土地をいいます(図2).

図2 保全用地とは(条例環境保全区域のあらまし,2018年6月版をもとに作成)
図2 保全用地とは(広瀬川の清流を守る条例,環境保全区域のあらまし(2018年6月版)をもとに作成)

土地が出来たばかりのときは裸地(図2左)の状態ですが,時間とともに,草原,樹木の生えた土地(図2右)となります.

開発が制限されている環境保全区域で家を建てるには,

  1. 環境保全の基本である「保全率」の規定をみたす(図3 空地(保全用地)のルール)だけでなく,
  2. 工作物(建築物や,駐車場や通路などの建築物以外の工作物)の築造のために,「樹木の伐採の許可」を得る必要があります.

(この他にも工作物の色,高さ等の規定もあります)

仙台市,環境保全地域による許可基準のあらまし(旧版の記述).2019年11月に,この,○土のままで30%以上確保,×(舗装は不可),の記述を削除
図3 広瀬川の清流を守る条例,環境保全区域のあらまし(2018年6月版)より.

伐採の許可基準は,土地の状況(河川に接している土地かそうでないか,など)や,環境保全区域によって異なります.


それでは,宮城県知事が 2020年度に行った宮城第一高第二グラウンド造成工事における伐採に関して,工事前(図4)後(図5)の土地の変化から見てみましょう.

図4 税務大学時代の敷地.校舎は第2種環境保全区域外の北側敷地内に建築して第2種環境保全地域に関しては保全率はほぼ100%.
図4 宮城県がグラウンド造成工事を行う前.第2種環境保全区域内(ピンクの帯の内側)に関しては保全率100%.グラウンド南東部に15m以上の高木が多数ある(図1参照).(仙台市都市計画情報インターネット提供サービスの地図をGoogle Mapの衛星写真に重ねて作成)
図5 宮城県が行ったグラウンド造成工事.グラウンド南東部の樹高10m以上の樹木(図1参照)を建築物を建てることで伐採し,代替樹は南側の川沿いの既存保全用地中央部に5本,東側に2本,樹高2m程度の樹木を植樹したが,図の灰色で示す従来土のグラウンドとして保全されてきた用地(図4)ほぼ全面をアスファルトで舗装して「植物が育たない不毛の土地」にし,第2種環境保全区域内(図中の黒線より南側)に関しては保全率6%以下で保全率の最低基準の24%に大幅に不足した「違法グラウンド」を造成した.(仙台市に情報開示を請求して得た敷地構成図をGoogle Mapの衛星写真に重ねて作成)
図5 宮城県が行ったグラウンド造成工事.グラウンド南東部の樹高10m以上の樹木(図1参照)を建築物を建てることで伐採し,代替樹は南側の川沿いの既存保全用地中央部に5本,東側に2本,樹高2m程度の樹木を植樹したが,図の灰色で示す従来土のグラウンドとして保全されてきた用地(図4)ほぼ全面をアスファルトで舗装して「植物が育たない不毛の土地」にし,第2種環境保全区域内(図中の黒線より南側)に関しては保全率6%以下で保全率の最低基準の24%に大幅に不足した「違法グラウンド」を造成した.(仙台市に情報開示を請求して得た敷地構成図をGoogle Mapの衛星写真に重ねて作成)

人工芝グラウンドを築造するために,グラウンド敷地ほぼ全面をアスファルト舗装したことで,保全率の規定(24%以上)を大幅に満たしていない(6%以下)違法グラウンドであるのはすでに述べたとおりです.

条例では,グラウンド造成工事を行った敷地のうちの,第二種環境保全区域(6581.90㎡)では3m以上の樹高の(伐採面積が10㎡以上の場合は一切の)樹木は許可なく伐採できず,伐採できる条件を条例施行規則第14条第七項で以下のように(図6)定めています.

図3 木竹の伐採が認められる場合(条例施行規則第14条第七項)
図6 木竹の伐採が認められる場合(条例施行規則第14条第七項.二では学術目的で伐採できるとあるが省略)

この規則では,1行目の,ただし書き以下で「市長が土地の利用上やむを得ないと認めれば,伐採できるとあり」やむを得ないと認める場合を条例施行要領等で明文化しているわけでないので,「市長が認めれば何でもあり」,ですが,宮城県や国が申請する場合,市長の「許可」を得るのでなく,(自分で違法行為にあたらない事を確認のうえ)「通知」することになっており,市長の許可の規定は使えなく(条例第9条第2項),伐採を行うには,イ~二の規定に該当するものとして通知する必要があり,イ,ハ,ニは摘要外ですので,宮城県は

ロの赤下線部 「著しい不整形その他の理由により木竹を伐採しなければ土地の有効利用が図れない場合」

を根拠として,図面上自由に設定できる建築敷地を「旗竿地」にして「不整形」を理由(環境保全区域外で伐採なく保全率の制限もなく建設できる更地になっている土地を「旗竿地の竿」の狭い通路に設定して建築できないとし,建築するには,環境保全区域の「旗竿地の旗」の部分の樹木を伐採する必要がある)に伐採の通知をしたとみられます.

この件について,「伐採目的で建築物をこれまで保全されてきた保全緑地内に建てて環境破壊した極めて悪質な行為である」と仙台市長に指摘してきましたが,仙台市長は「建築物をどこに建てるかは事業者の自由であり,他に十分な敷地をもっているとしても,それはプライバシーに属することであるので,そちらに建てるようにとは指導しない.「やむを得ない事情がある」とすれば,伐採は認められる」と回答して平行線をたどっておりましたが,条例施行規則を読みなおすと,伐採の条件として,(図6緑下線

代替樹の植樹等の代替措置が講じられていること

となっておりますが,伐採を申請した建築物に関わる敷地(図5青枠内)に代替樹の植樹,生垣の設置,壁面緑化,屋上緑化等の代替措置が全くとられておらず(図7),違法な伐採となります.

以前の税務大学校の校舎のように,条例に従って川岸と反対の道路側に設置すべき建築物であるトイレと倉庫を,樹木(下の画像参照)を違法に伐採して更地化して保全緑地内に設置して環境破壊,2020年11月28日
図7 伐採した後に建設されたトイレと倉庫.現地の自然的環境(図1)を損壊し建設したが,壁面緑化,屋上緑化,生垣植樹等の現地の自然的環境を回復する行為は一切行っておらず,伐採に続いて,「さらなる環境破壊」を行って放置している.

注1 変形地(狭小地)の場合は,保全用地が限られており,敷地内に伐採した樹高10m以上の高木になる樹木を植樹できないので,敷地境界全周への「生垣」造成,「壁面緑化」および「屋上緑化」等により保全用地を増大させるとともに緑化面積を補償しなければ自然回復とならない.


条例の抜け穴を探して,違法行為をしようとしても,違法性を指摘されると,刑事罰に問われ,原状回復できない場合は,最悪刑務所に入ることにもなりかねません(注2).

これから環境保全区域で家を建てようとする場合は,法令に対して十分な知識と理解が必要となります.


注2 宮城県知事は,住民から「砂埃のたつ土のグラウンドでなく人工芝グラウンドをつくるように要請された」という,やむを得ない事情があれば,川沿い2mとそれに接する土地で保全率24%を確保したうえで,76%にあたる敷地をアスファルトで舗装してその上に広瀬川の自然環境に悪影響を及ぼす可能性の高い人工芝グラウンドを造成することも現状(レジ袋と違って人工芝の使用を規制する法律がない)では違法ではなく,また,グラウンド運用上(樹木はグラウンドとして使用するのに障害となる)の理由で,樹木を伐採する行為も,伐採した保全区域の土地に建築物を建てず保全用地を敷地の24%以上確保したままで代替樹を植樹すれば,伐採範囲そのものが妥当かどうかは別として,違法とは言えません.

しかしながら伐採した後に,仙台市民共有の次代に引き継ぐべき財産とされる環境保全区域の景観を激変させる「トイレ」と「倉庫」を,数十年間にわたって当地に保全されてきた樹木を県税を使って伐採し,保全区域内に築造する大義も必要もない建築物を,樹木を伐採する目的で建設した行為は決して許されるものではありません.


この「環境保全区域で家を建てるには」に関しては,さらに記事を追加する予定です.