春まき大根の土つくりと施肥

大根は、1年を通して栽培でくるのだ。お味噌汁の具にしても美味しいものであるし、大根おろしにしてさっぱりと戴いてもいいものである。せっかく家庭菜園するのであるから、葉っぱも美味しくいただこう。春まき、夏まき、秋まき、及び冬まきと、どのような時であっても栽培でき、家庭菜園向きの野菜である。ここでは、「天春」「富美勢」と云った、春まき大根の土つくりにかんしてご案内する。

畑の準備と施肥
★土つくり
大根は、耕土が深く、肥沃で排水の良い土を好みたいとおもう。土の深いところまでぐんぐんと伸長していくからである。ゆえに畑は深くまでよく耕し、肥料も土中深くまで入れておく事が肝心である。
1.肥料(1平方メートルあたり)
・ピートモス・・・・・・10リットル
・化成肥料・・・・・・200g
・熔成リン肥・・・・・・150g
・苦土石灰・・・・・・100g
以上の肥料を畑全体に平均に散布する。
2.深さ30から40センチメートルの土とよく混ざるように耕する。
3.タネまき床は、幅45センチメートル、高さ10センチメートルの短冊床とし、通路を50から60センチメートルとる。

★追肥
追肥は生育を観ながら、2回目の間引きがすんだあとに行いる。
肥料は速効性の化成肥料を1平方メートルあたり20から30グラムほどを株元に散布する。

*春まきの大根の収穫期は、6から7月頃で、タネまき後、およそ80から90日である。収穫が遅れると、裂根やすが入りやすくなる。
葉の付け根を切ってみて、断面にすが入ってるものは、根もす入りしていると考えれる。