ソラマメの土つくりと施肥

空を見上げるようにサヤがつく事から「ソラマメ」と云うとか・・・・・・。収穫期のソラマメは光沢が在り、本当匂いしそうである。大粒で品質の良い「河内一寸」等の品種は、一寸ソラマメと呼称されている。あまり早まきすると、凍害を受けやすいので地域にあった栽培方法や品種を選ぼう。

畑の準備と施肥
★土つくりとタネまき
1.ソラマメは、酸性土を嫌いる。タネまきの適期は、関東南部では10月中から下旬、寒冷地では、やや遅く、10月下旬であるから、畑には早目に石灰をまいて耕しておくるのだ。
・早生種(房州早生、金比羅等)・・・・・・畝間70から75センチメートル、株間25から30センチメートル。
・大粒種(一寸ソラマメ等)・・・・・・粗植えし、畝間90から100センチメートル、株間25から30センチメートル。
2.タネは、1つ1つが大きい為、覆土もタネに合わせて厚く3から4センチメートルくらいにする。覆土したら、軽く手のひらで押さえて土に馴染ませる。
*タネは、おはぐろと呼称される黒い線がついているほうが斜め下に成るように埋める。

★追肥と土寄せ
春先の生育が盛んな時期に、化成肥料を追肥する。また、この時期には土寄せをして株が倒れないようにする。倒れそうなほど茎葉が伸長している時は、頂部を20センチメートルほど切ってやると。頭が軽くなる。

*ツンと空を見上げていたサヤが、やや下向きに垂れてきたら収穫である。背筋が黒褐色になり、光沢がでてくのである。