大和郡山の名勝・慈光院

 

こんにちは、浅野です。

実家に戻ってきましたが、金沢に比べてこちらは朝夜の最低気温が3度ぐらい低いのでちょっと寒いです。さすが福島。金沢、というか北陸はやっぱり暖かいですねぇ。

 

さて、8月末に甲子園に行ったときに、珍しく奈良県に足を踏み込んで観光してきました。

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奈良県は大和郡山市にある名勝庭園の慈光院です。大徳寺派なんですねぇ!(事前情報皆無)

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この道路の前のマンホールもチェック。大和郡山市と言えば全国的に金魚の養殖が盛んですよね、金魚すくいコンテストとかもやってますよね。面白そう。街中もたくさんの養魚場がありました。

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先程の坂を上ったところにある門構え。駐車場も坂の上にあります。

慈光院は、この地の大名であった片桐石見守貞昌(石州)が父を弔うために建てた菩提寺だそうです。その際に大徳寺から禅師を招いたとか。だから大徳寺派なのか!納得。

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門をくぐるとお城とかと同様にクランクになった通路です。

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これ面白いですよねー?他では見たことないのですけど、やってるところは多いのでしょうか。ちょっとだけ高さがはみ出てるんですよね。逆に危なくないのかな?

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クランクを抜けると大きな山門。
これは、石州の伯父が城主であった摂津茨木城の楼門だったそうですが、一国一城令によって取り壊されるときに貰い受け移築したそう。石州の出身地も摂津茨木だそうです。

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山門を入ってすぐにちらっと見える書院です。メインのお庭から書院から眺めます。
風情がありますよねぇ、奈良とはこういうお庭が多いのかな?奈良県に観光で来たのは修学旅行以来なので、奈良のお庭をじっくり見るのは初めてなんですcoldsweats01

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ご家族でやっているようで拝観料を払うと一人800円と結構お高め!えーそんなにするほどいい庭園なの!?と二人でこそこそ失礼な話していたら、「どうぞこちらにお座りください、ただいまお抹茶とお菓子をお持ちいたします」と言われて納得(笑)お茶代も含めての800円ならむしろ安いよねーとほっとする貧乏人夫婦coldsweats01

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パンフレットに挟まれた懐紙をお使いくださいとのことで、お抹茶と一緒にまずは庭園を眺めながら。

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正面は大和郡山の市内が一望。坂を上ったせいもあるけど、結構な高台の上にあるのです。

このお寺とお庭ができたおよそ300年前は借景として美しい山並みの田畑が見えたのでしょうねぇ。これらの変遷は慈光院のHPに昔の写真と合わせて掲載されておりました。

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旦那がいつもの名勝庭園の本を読みこんでる間に、私はいろいろ写真撮影。

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説明を受けるまでもなく、お庭の生垣は相当な種類が混ざった混ぜ垣だよねっていう話にはなったのですが、ほんとに種類が多い!6種類ぐらいかとパッと見思ったけど、数十種類もあるそうです。

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最初の山門から見たところにあった門です。慈光院ではサンダルが用意されていて、お庭を散策することができます。この大きな混ぜ垣の中に、実は神社があるのです。

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あの大きな刈込の中にまさかこんな祠があるなんてびっくりです。ここだけ盛土してあるんですよね。

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そしてお庭から見る書院。ここは禅寺の庭園にしては珍しく石はほとんど用いられていません。大徳寺は方丈庭園に石がたくさんですものね。

石州は茶人としても有名だったことにより(最初の門構えの写真にも「茶道石州発祥の寺」と書いてありました)、寺全体を茶席としてみせるよういろいろと工夫されています。建物は天井や鴨居の高さを低くして(これはサムネイルのお写真が分かりやすいかも!)、座ったときの心地よさを演出しているんだそう。それを考えると、全員にお抹茶を出すのもこのお寺の特徴と言えますね。

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書院のすぐ裏には外廊下で本堂と繋がっています。写真左は三畳の茶室(国指定重要文化財)です。慈光院にはこの茶室のほかに、同じく国指定の二畳台目の茶室があります。

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方丈から書院と茶室を眺めてみると、書院の茅葺屋根がなかなか田舎風というか、福井県小浜市の萬徳寺(2016/5/17)を思い出させますね。でも合うんだな~!方丈から見るお庭はなくて、本当に書院がメインのお寺とは。さすが茶人はポイントの置き所が違うようです。

 

・・・これで慈光院の大体のご紹介は終わりです! 今回はブログ書く気力があったのか、結構長めになってしまいました。まぁ、写真もたくさん載せられるようになったことだしね!

慈光院は最寄駅から少し距離があるせいか、あまり観光客は訪れていないみたいでした。この日も土曜日だったのですけど。でも、それがまた梅田から1時間もかけず行ける場所としては魅力的。
ツツジが咲いた時期の混ぜ垣のお写真も見ましたけど、これは一見してみたいです。家族経営の小さなお寺さんなので、雰囲気がアットホームなのもよかったです。お庭も散策できるし、お抹茶もいただけますしね(笑)

最寄駅はJR奈良線の大和小泉駅で私たちはそこからタクシーで行ったのですが、帰りは近鉄の郡山駅まで路線バスで行きました。福島県にある郡山駅とはまた違った郡山駅でしたbleah

 

 

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