こんにちは、浅野です。
ヤクルトの残り試合は5試合ですが私は3試合行く予定で、今夜金沢を出て明日明後日のマツダでの試合に行ってきます もちろん車ですが、今回はデーゲームだから帰りも楽ちん♬
さて、奈良の名勝・慈光院(2016/9/14)に行った翌日、甲子園の試合の前に芦屋に行ってきました。芦屋は主人が幼稚園生のときに住んでいたところ、私も一度も行ったことがなかったのもあって、昔住んでいた社宅や神社を見ようと思いまして。
そのときに芦屋って何があるのかなーとちょっとネットで調べてみると、ありましたよ!私好みのふる~い建物が!しかも設計者があのフランクロイドライトという神建造物!!
ということで、行ってきました!ヨドコウ迎賓館!!
(この塀の上にあるオタフクナンテン?だか何かが植わっている花壇が面白いですよね!)
エクステリアの仕事をしている人にとってヨドコウといえば物置でしょというぐらい有名なヨドコウ。あまりに私の中ではヨドコウ=物置が当たり前になりすぎていて、最初ネットで発見したときにヨドコウ迎賓館のヨドコウが、あの物置のヨドコウとイコールということになかなか気付きませんでした(笑)
どうしてヨドコウが所有しているのかと言いますと、ヨドコウの社長公邸として探していたときにちょうど売りに出されていた?ということらしいです。1947年のこと。その後、社長宅やヨドコウ社員の独身寮として使用したあとに、国の重要文化財の指定を受けて補修して保存活動を行い1989年より公開したそうです。
サムネイルと同じ2階の応接室。造り付けの家具や飾り銅板など、F.L.ライトの建築。
でも一番はやはりこの大谷石ですよね!幾何学模様を施した大谷石がこの建物のいたるところにあります。それはもちろん外装部分も。私はF.L.ライトの建物を実際に見るのは明治村の帝国ホテル正面玄関に続いて二軒目ですが、やはりあちらも大谷石の装飾に圧倒されたものでした。
応接間の反対側(入り口方向)です。F.L.ライトの建物ではよくありますが、とにかく入り口が狭い!ちょっと太目の主人の横幅いっぱいなんじゃなかろうか(笑)
この建物は坂の多い芦屋の中腹に建っているので、廻りとは高低差があり、また応接間は二階にあるので窓からは緑が飛び込んできます。この応接間の壁の上部には小さな明り取りの小窓がたくさん。
応接間にあった平面図。私がうっすら写っていましたね
今いる部屋はこの図で言うと左下の二階の一番左側になります。一階は入り口とピロティ―だけ。
三階に上がると、広い廊下と少しの階段。
三階は二階以上に飾り銅版が多かったかな、これも結構な大きさです。この飾り窓の奥には、大谷石を切り抜いたような形になっている小さなウォーターガーデン。金魚とかいるのかな?
数段の大谷石の階段をあがると三間続きの和室です。ここでヨドコウの社員さんたちが寝泊まりしていたのかと思うと不思議な感じ。応接間同様に、壁上部には小さな小窓がたくさん。さきほどの飾り窓は奥の部屋にあるのが分かりますか?
二階にはほかにも家族の寝室や使用人室などがありました。
4階は厨房と食堂。こちらは食堂です。
天井は中心が三角錐のように吊り上っています。こちらにもマホガニーでできた造り付けの家具がたくさん。また、主人の左の方にある扉からはバルコニーに出ることができます。
食堂の上部がそのまま屋根の形のほうになっていますよね。船みたい。
屋上からは、玄関の塀の上にあった花壇もよく見ることができました。
バルコニーからは大阪湾までが一望できます。完成した今からおよそ90年前の1924年当時はどのように海まで見渡せたのでしょうか。
ヨドコウ迎賓館は、灘の酒造家である山邑家の以来を受けて、1918年にF.L.ライトが設計したものだそうです。帰国後に彼の弟子である遠藤新らによって完成されました。20世紀最大の建築家と称されているF.L.ライトですが、日本にもたくさんその建物が残っています。
途中持ち主が変わったり、阪神淡路大震災で被害を受けたりで補修期間が多かったのですが、この11月からまた2年ほどの補修工事に入るそうです。来月いっぱいは通常どおり開館しているようですので、この機会にぜひ!
でも・・・芦屋と言えば高級住宅街!来年機会があれば一瞬でも味わってみたいなぁと思います(笑)
こんにちわ
見覚えのある写真だと思ったら。。。
芦屋の隣に住んでるleonです
近くにいても中々中を見る機会がなかったのですが今年の3月に友人と見る機会がありました
ちょうど山巴家所有のお雛様の展示があって大昔のものとは思えないほどキチンと管理されたお人形を見て感激しました
90年も前の建物に感動ですね
Leonさん、こんにちは(●´∀`●)♡
そうですよね、Leonさんは行ったことあるだろうなぁと思いながらブログ書いておりました。90年も前の建築物なのに、現代でも通用する洒落た外装と内装にただただびっくりですよね。お雛様は和室に展示されていたのでしょうか、素敵だったんだろうなぁ。