富山の城端曳山祭

 

こんにちは、浅野です。

ゴールデンな連休もあっという間に終わって今日から営業再開、今週末は福島本店にてガーデンリフォーム相談会を行いますので遊びにいらしてくださいねhappy01

 

ゴールデンウイーク後半は主人が仕事をしつつだったので、ちょくちょく日帰りとか夜だけとかで遊びに行ってきました。その中でも、これだけは行きたいと主人の一押しで行ってきたのが5/5に開催された富山県南砺市城端(じょうはな)町の曳山祭です。

昨年の秋に日本全国18府県の様々なお祭りがユネスコの登録無形文化遺産に登録されましたが、富山県からは魚津と高岡とこの城端(南砺市)の行事が選ばれました。なお、石川県からは七尾の青柏祭が選ばれています。

城端はいつも白川郷や五箇山などに行くときに通る国道304号線が街の中心地や駅前を走っているのですが、まさか「ちょっと趣ある街並みだな」と思っていた城端のこの通りでそんなお祭りが開催されているとは思いもしませんでした。そういえば、城端駅に初めて寄ったときに(城端はアニメの聖地でもある)、小京都って書いてあったような気がしますcoldsweats01

ちなみに、城端には高岡駅から城端線に乗って30分ぐらい。このあいだ高岡で氷見線に乗り換えて氷見に行きましたが(2017/4/20ブログ)、その反対方向・南のほうに進む感じです。

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城端曳山祭のメインである曳山には、城端地域の旧市街6町それぞれが各々のご神像を乗せています。そして曳山自体は大人たちで押すのですが、これがまたすごい音。ギューギューともギーギーともとても大きな音を出して動くので、ギュウ山とも呼ばれているんだそうな・・・黒板を爪でひっかくような音が苦手な私は時折少し頭に響くような感じがしましたcoldsweats01

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先頭の一番山である西上町は恵比寿様。どれも曳山自体の制作年数やご神像が作られた年数、製作者などきちんとしたことまで分かっていて、こちらはどちらも1772~1795年にできたもの。南砺市には木造彫刻で有名な井波という町もあるのですが(道の駅の駐車場にはすごい数の木像があるの)、そちらの職人に作ってもらったものも多いみたい。

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こちらは二番山の東下町の曳山・大黒天様と、右にあるのは同じく東下町の庵屋台です。庵屋台とは曳山とセットで各町が所有していて、その形は京都の料亭や著名人の別邸などをモチーフに作られているいわばミニチュア模型。これにも車輪がついているのですが、その模型の下には庵唄を奏でる演奏者などが入っていて一緒に歩きながら演奏されていました。庵唄自体は数十曲とありますが、毎年各町でこの一曲と決めているようです。

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そしてそして、この庵唄は「庵唄所望」すれば各自宅の前に停まって唄ってくれるそうです。このため、この通り(国道304号)の歩道はとても広くこうして庵屋台がすっぽりと入って家の前に直付けできますし、歩道に面したすぐに開け放しのできる和室が各家設けられているみたいでした。この通りなんでこんなに立派なんだろねってよく言ってたのですが、まさかでした(笑)

こういうときは親族など呼んだりするのかな?商売をやっているところで唄ってもらっているのもありました。中の座敷では一同正座をして、庵唄に耳を澄ましていました。こうした庵唄所望のところは毎年数十件あり、六町の曳山と庵屋台が各々の家の前に停まって行くので結構な時間がかかりそうでした。ちなみに、庵唄披露をしているあいだ曳山担当?の皆さんは休憩のようでお話をしたり休んでおられました。

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曳山を引いている人たちは法被姿ですが、演奏している人や曳山に乗っている人、はたまた庵唄所望されている家の方々や係員さんなどは基本的に黒の袴姿だったのがとても印象的でした。昨年見た能登のキリコ祭りと違って(2016/7/12ブログ)、子供もほとんどお祭りには参加していないようでしたし。何人か乗っている子もいましたけど、大体の子供たちは普通にお祭りとして楽しんでいるようでした。

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一番後ろの六番山は大工町。ちょっと写り悪くてすみません・・・ご神像は関羽!というのは一目見てすぐに分かったのですが、その前に大剣を携えて座っている武将の名前が分からない・・・調べて見ると、なんと周倉ではないか!三国志好きの私は一気にわくわくしていまいました(笑) まさか周倉がねぇ、周倉ファンは泣いて喜ぶ構図でしょうね。

最初の三町が恵比寿様・大黒天様・布袋様だったのですが、その後ろは堯王様や寿老様そして関羽様(サムネイル)。寿老が分からなかったので調べて見たら、長寿の老人のことだそうな。。。

 

本祭である5/5の夜しか提灯に火を灯しての庵唄は聞けないようですね。実際に歌詞はあるのですが、唄っている人はいなかったような気がします。基本的には横笛と三味線と太鼓でした。この方々も黒い袴姿。結構お若い方もいました。

直前に思い出して行ってきた城端曳山祭でしたが、八尾のおわらや七尾のキリコ祭りに続き北陸のお祭りを実際に毎年こうして体験できるのはとても素晴らしいことですよねぇhappy01 本当は高岡のお祭りも行ってみたかったけど、主人が泊まり勤務の日で行けず・・・来年トライしたいなぁと思っています。金沢にいたらですけどもcoldsweats01

 

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