メキャベツの土つくりと施肥

あたかもキャベツのミニチュアを観ているような「メキャベツ」。直径2.5センチメートルと云う固くしまった球状の野菜で、キャベツの一種である。日本ではまだまだお馴染みの野菜とは言いがたいかも知れないが、シチューやスープに入れると美味しいものであるし、丸ごとフライにすれば、観た目にもユニークな一品に成る。

家庭菜園で栽培する野菜としては、難易度は中レベル。でも、その栽培の楽しさは格別である。生育が進むにつれてどんどん茎が長く伸長していく為、支柱立てにして倒伏を防ぐ。茎の下から順に結球していく為、順次、収穫する。コロコロとしたその実を収穫するのは実に楽しいものである。これも家庭菜園ならではの醍醐味である。

「早生子持(わせこもち)」「増田子持(ますだこもち)」等が代表品種である。

畑の準備と施肥
★土つくり
メキャベツは乾燥に弱いので土壌湿度を維持する事が肝心である。
1.苗つくり
プランターかポリポットで苗を作成する。用土は畑土、もしくは赤玉土に腐葉土を砕いて混ぜる。苦土石灰で中和しておくるのだ。元肥は、化成肥料をあたえる。

2.畝つくり
中和・・・・・・粗起こしの時に1平方メートルあたり堆肥2kg、苦土石灰150gを水準に施し、土を中和させる。
元肥・・・・・・中和後、化成肥料150gを元肥として畝全体に混ぜ、幅90センチメートルの畝を立てる。

★追肥
メキャベツは、タネまきから定植、収穫まで、生育期間が長い野菜である。また生育が旺盛であるため肥料切れに注意する。
1平方メートルあたり50gの化成肥料を、苗の活着後と、以後半月おきに2回レベルあたえる。