2016年8月8日
横板の固定手順
この方法は、エコウッドさんからメールで教えて頂いた方法で、その通りに施工したものと、多少、工夫した部分とあります。
まず、板は最上段から張ります。
素人考えだと、下から貼った方が、綺麗に張れそうだと思ってましたが、やってみて上からが断然うまくいくと思いますので、必ず最上段から貼りましょう。
①まず、一番上の横板をあて、おおよその位置へバイスクリップで挟んで固定します。
このとき、新品のバイスクリップで、上の写真のように斜めから挟むと、クリップのギザギザで、柱や板に傷がつきます。
そのため、少しバイスクリップを加工し、傷がつかないようにギザギザを削りとりました。
②横板に水準器をあて、水平を確認しまず。板の若干の曲りや誤差もあるため、上、下、右、左、いろんな場所で水平を確認してください。結構、場所によって違います。
また、2スパン以降は、前回のスパンと高さを合わせるため、横から眺めてチェックします。
③水平が決まったら、支柱の根元で、支柱~支柱の間隔をメジャーで確認し、支柱の上の方でも同間隔となるように、調整し、中間の支柱と板をバイスクリップで挟んで固定します。
支柱は、しなやかなので、3cmくらいは、簡単に曲がり調整可能です。
④真ん中の支柱の板へ、ビスを打つ位置をマーキングします。
最初はメジャーで丁寧にマーキングしていましたが、1枚の横板で6箇所、1スパンで180箇所マーキングする事になりますので、大変です。簡単にマーキングできるように、クリアファイルで自作のマーキング用の定規を作りました。→これ便利
数秒で、等間隔に目印をかけます。
マーキングに合わせて、電動ドリルで、下穴をあけ、そのまま同時に座ぐりをします。
![img_2605](https://niwablo-plus.jp/yoshi/wp-content/uploads/sites/546/2016/12/IMG_2605-300x169.jpg)
このドリルの刃も、めちゃくちゃ便利。
最初、その都度ドリルの刃を付け替えて座ぐりしてましたが、これ発見して、効率が倍増しました。
ほら、一発で下穴、座ぐり完了。
⑤穴あけした箇所をビスを2箇所でネジ込み固定します。
使用したビスは、奮発して、錆にくいって書かれているやつ使いました。
最初は、金色のビスで数ヵ所止めたのですが、結構ビスが目立ちます。
なので、茶色のビスでとめたかっただけなのですが、値段は、結構高くつきました。
⑥左右の支柱へも同様に下穴をあけて、ビス固定します。
ポイント①
最上段及び上から2枚目までは、板の固定に合わせて、支柱の位置決めと兼ねてバイスクリップで挟んだままビス止めします。
最上段の水平が狂うと、すべての板が斜めになる可能性があるので注意
3段目以降
①横板の下へ、スペーサーを固定する。
自分は、5mmの間隔としました。5mmの間隔は、結構せまい方で、ほとんど向こう側が見えません。
1cmが標準的?なようですが、1cmだと、庭で何をしているか、わかると思います。
また、庭に居ても、道路に誰が通っているか分かってしまい。たとえば、ご近所さんが道路を散歩されたら、お互いに意識しなくてはいけない感じです。
せっかくフェンスを付けたら、プライバシーを確保をして、家族のプライベート空間にしたかったので。
市販の材料コーナーにL型の5mmの木材があったので、それをスペーサーに使いました。
②スペーサーにピッタリくるように横板をあてがい、左右をバイスクリップで挟んで固定
③真ん中の支柱から下穴を空けて、ビスで固定します。
④左右の下穴を開ける時は、バイスクリップを外し、補助員に横板を外側へ延ばす方向に手で力を入れてもらいながら下穴をあけます。
⑤同じく、補助員に横板を外側へ延ばす方向へ力を加えてもらいながらビスを打ち込みます。
⑥同様に反対側も補助員に板を外側へ向けて力を加えてもらいながら、下穴・ビス打ちを行ないます。
ポイント②
ビスのネジ込みは、あまり強く締めこむと板が割れますので、座ぐりにビスの頭の皿が入ったところで、締め込みをやめましょう。
上段(腰より上)は、補助員が居なくても、1人で片手で板へ力を加えながら下穴やビスを打つことができますが、腰より低い低い位置だと、1人では難しいです。
エコウッドさんからの注意メールにも2人作業するように言われていたのですが、大丈夫だろうと2スパンほど、一人で下まで張りました。
すると施工後、数日は問題なかったのですが、雨や高温で、板が徐々に伸縮し、気が付いた時には、横板が歪んでいました。
結果、数枚、張り直す事になっていまいました。
綺麗に、板を張るためにも、補助員は必ず置きましょう。
ここまでエコウッドさんのメールを参考に、素人の考えでアレンジした施工方法ですが
エコウッドさんから教えていただいた施工方法のメールは次のとおりです。
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板材の固定手順ですが、こちらはフェンスが美しく見えるための対策で、板材は横にピンと張っている方が見栄えよく仕上がります。
サイドから固定してしまうと中間に打った時に板材がたわむ恐れがありますので、
初めに中間をしっかり固定してしまってから手でグッと伸ばすような形で両端を
それぞれ固定すると板材がしっかりと張ります。水平を保つのには大変かと思いますが、何とぞ中間からの固定をお願いいたします。また、最初に板材を貼る位置ですが、こちらは下段からでもとくに問題はないのですが、最上部で支柱が寸足らずにならないよう予め隙間の寸法を加算した支柱の全高をしっかり計ってから支柱をカットしてください。いずれにしても、初めの一枚目の水平だけはしっかり取っていただければ、後はスペーサーで隙間は確保できますので、よろしくお願いいたします。私どもではお客様に設置工事をご提供させて頂いているということもあり、仕上がりの美しさも求められるため、ミリ単位での設置が要求されます。
また、完成後も問題が起きないよう施工方法にも試行錯誤した結果で、少々難しいことをお伝えしてしまい申し訳ございません。フェンス施工でも細かいことをお伝えするといろいろあるのですが、大まかな注意点としてお伝えさせて頂きました。まずはゆっくりでも慣れていただいて、素敵なフェンスが完成することをお祈りしております。
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2020/09/19
まささんから送っていただいた画像をUPいたします。
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