落花生の土つくりと施肥

南アメリカのブラジル原産の落花生。ビールのおつまみに人気の豆である。ユニークな形のサヤに入ったあの豆が、いったいどうして生るか、御存知であろうか?
落花生の花とはいったいどのようなものなのだろう?
家庭菜園の楽しみの1つに、「製品」として市場に居並ぶ前のその野菜の成長するプロセスを観る事が出きる、と云う事がある。落花生は、家庭菜園の定番とは云えないかも知れないが、黄色いかわいい花が早朝に開き、昼ごろにはしぼんでしまうさまや、花の咲いたものから子房柄が伸長して地中に入り、その先端がぷくんと膨れて子実を含んだサヤに成る様子を見守っていく事は途方もなく楽しい「理科の観察」に成るよ!

畑の準備と施肥
★土つくり
1.中和・・・・・・1平方メートルあたり、苦土石灰を150gまいて深く耕し、中和する。
2.元肥・・・・・・1平方メートルあたり、化成肥料を80g、熔成リン肥60gを畝全体に施し、幅70から100センチメートルの低い畝をつくのである。

★追肥
追肥は少なくて問題ない(根瘤菌が寄生し、空中チッソを固定する機能をするからである)。
本葉が5から6枚に成るころ(6月上旬)に、1平方メートルあたり化成肥料を30から40g、株から少し離れた株間か、もしくは畝の肩のあたりに施肥し、覆土しておくるのだ。

*落花生の栽培で重要な事は、土をやわらかくして子房柄が土中に入りやすくしてやる事である。土寄せは、1回目は開花が開始してから1週間後が水準である。2回目は、其の後約半月後である。