社長の木下です。
シノベの書いていた公園での枯れ池が昨日完成しました。
池底の三和土(たたき)が主な作業でしたので朝の雨が心配でしたが、
やがて晴れて材料を練るには汗だくの陽気となりました。
神奈川県造園業協会の庭園部会内有志による「庭守」という団体が行っている活動です。
仕事では無く勉強会として公園の一角を提供してもらい、休日を返上して造園などをしています。
3/13(日)と3/20(日)の2回にわたって作業しました。
完成した枯れ池がこちら。
少し植栽も加えてぐっと庭園らしくなりました。
奥に見える石組みは一昨年造ったもので「須弥山」を表現しています。
「須弥山(しゅみせん)」の説明をすると長くなってしまうので割愛しますが、簡単に言えば古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、世界の中心にそびえるというシュメールという高山を中心に囲む九山八海を表現したものです。日本の庭の起源とも言われています。
枯れ池の三和土の石灰分が強く表面に出ているのでかなり白く見えますが、時間を掛けて落ち着いた色になると思います。
次回の課題として、背面にある16間の建仁寺垣をやり替える予定になっています。(By K)