よくぞご無事で

こんにちは。新入の”うめ”です。

鉢植えの”アボカド”から若葉が出ました^^
☆3

この”アボカド”。果肉を食べた後、その大きな種を試しに鉢に埋め込んでみたのが始まりです。
発芽して約2年。今では高さ70cm位の大きさになりました。
ヒョロヒョロとした茎に似合わない大きな葉(大きいもので25cmありました)を、少々重たそうに
頭につけている姿が、何となくアンバランスで可愛らしいと思っています。
☆4

さて、”アボカド”の種を発芽させる(確率を高める)為には、下記のお約束があるとの事です。
◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇
1:種は「尖った方を上」「平らな方を下」にして埋める
⇒尖った方から芽、平らな方から根が出る為

2:種は果肉を食べた日にすぐ埋める
⇒種は乾燥に非常に弱く、乾燥すると発芽しにくくなる為

3:種は洗ってから埋める
⇒果肉には発芽抑制物質が含まれている為
◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇‐◇

そんなお約束など露知らず、興味本位で鉢に種を放り込んだ私・・・。
ごめんなさいっ。よくぞご無事で発芽してくれました^^;
☆1

冬に入ってから葉も垂れて元気が無かった”アボカド”。
若葉も出て、無事に冬を越せたみたいで一安心です^^

(追記)
発芽には種を埋めてから数か月かかる様ですので、気長に待った方が良いみたいです。
私の場合3ヵ月後に芽が出ました^^

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神奈川県立相模原公園 2

社長の木下です。
シノベの書いていた公園での枯れ池が昨日完成しました。
池底の三和土(たたき)が主な作業でしたので朝の雨が心配でしたが、
やがて晴れて材料を練るには汗だくの陽気となりました。

神奈川県造園業協会の庭園部会内有志による「庭守」という団体が行っている活動です。
仕事では無く勉強会として公園の一角を提供してもらい、休日を返上して造園などをしています。
3/13(日)と3/20(日)の2回にわたって作業しました。

施工前はこのような状態でした。
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完成した枯れ池がこちら。
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作業中の様子。
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少し植栽も加えてぐっと庭園らしくなりました。
奥に見える石組みは一昨年造ったもので「須弥山」を表現しています。
「須弥山(しゅみせん)」の説明をすると長くなってしまうので割愛しますが、簡単に言えば古代インドの世界観が仏教に取り入れられたもので、世界の中心にそびえるというシュメールという高山を中心に囲む九山八海を表現したものです。日本の庭の起源とも言われています。
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枯れ池の三和土の石灰分が強く表面に出ているのでかなり白く見えますが、時間を掛けて落ち着いた色になると思います。
次回の課題として、背面にある16間の建仁寺垣をやり替える予定になっています。(By K)

木と日本人

書籍に写真提供しました。

今日出版社から1冊の本が送られてきました。
「木と日本人③」ゆのきようこ監修 理論社。

今年の1月頃、会社宛に弊社ホームページ木下庭園管理オフィシャルサイト「虫図鑑」で掲載している画像の使用許諾についてメールをいただきました。

この写真は従業員のQが昔撮ったもので著作権を主張するものでも無いので快く出版元に提供いたしました。

弊社ホームページで出している元の画像はこれです。
イボタロウムシ

この本は学校図書館向けセットとして、「①材木−−丸太と板」「②樹皮と枝・つる」「③葉や花、実と種」の全3巻で「木および木の文化」と「日本人のくらし」のつながりを、衣食住に渡って網羅するというものです。
今回送られてきたシリーズの第3巻「葉と花、実と種」においては、お茶の葉やくだもの、ナッツなどの食文化から、実をしぼって得られるツバキ油やハゼからつくる木ろう、樹液を利用する漆や松脂、クスノキを精製してとる樟脳等を紹介しています。
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「昆虫と木の利用」というページで「いぼた蝋」が取り上げられていて「イボタロウムシ」の写真が使われています。
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ご丁寧に巻末に写真提供として社名を掲載してくださいました。
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良い記念になって嬉しいのは勿論ですが、ある種の社会貢献が出来たことが嬉しいです。

送られてきた本はとてもおもしろくて、子どもならずとも興味を惹かれて夢中で読んでしまいます。
木に関わる職業に就きながら、知らないこともたくさんあって大変勉強になりました。
(イボタロウムシの蠟がレコード盤にも使われていたとは知りませんでした。)

木との深い関わりを持つこの文化を大人としてもきちんと後世に伝えることの重要性と共に、
みどりを慈しみ育てることの大切さを改めて実感いたしました。
最近見られなくなった木や虫も結構ありますので何かの時のために
今後もこまめに植物や虫の写真を撮っていこうと思いました。(By K)

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穴掘りは楽し

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今日は暑い日だったが結構な量の穴掘りをした。
大きな椿の根の下に新しい配管を通す作業。

 

小さい頃砂山にトンネルを掘って遊んだ記憶がよみがえり、何だか楽しい。
くだらないのだがトンネルの動画を撮ってみた。


作業はキツいのだがある種の恍惚とする感じ、、、。
埼玉県で修行していた駆け出しの頃、根鉢径3、4Mもある大ケヤキの堀取りを数人で作業しているときに先輩が言っていた言葉を思い出した。
「人間のオスは大昔にこうやって大きな穴を掘ってマンモスを罠に落として食ってただろ?だから男が集まって穴掘ってるとテンションが上がるんだぜ。」

そうか、、、子供の頃が懐かしいんじゃ無くてもっと大昔の記憶がこんな気分にさせるんだな、きっと。
地図の読解が女子より男子の方が得意なのも、狩猟民族だった原始人が動物を追って狩りをするために方向や距離の把握は必要な能力だったらしい。
落とし穴を掘る能力もそうなのだろうし、このワクワク感も名残りなんだろう。

ちなみに男達が狩りに出かけた後、女達は洞窟でその帰りを何日も待っていたから周りの人と間を持たせるコミュニケーション能力が発達したのだそうだ。
井戸端会議然り、これも頷ける。 (By K)

にょろにょろ

タカダです。

この間現場で、変なにょろにょろしたものを見つけ思わず写真を撮ってしまいました。

DSCN0519苔かな?と思い調べてみると、ヒメノキシノブ(姫軒忍)と言うシダの一種だとわかりました。

ウラボシ科ノキシノブ属の植物で、軒下などに生えシノブのように着生する事からノキシノブと名前が付けられたようです。

ヒメノキシノブは、ノキシノブよりも小さく、葉先が丸い事や、横に向いて生えている事で見分ける事ができます。

ノキシノブは、8㎝~20㎝なのに対してヒメノキシノブは4㎝~9㎝なのでだいぶ大きさが違うようです。

裏側はこうなっています。

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このツブツブしたものは、胞子嚢(ほうしのう)という胞子の塊です。

ノキシノブなどシダ類は、胞子で仲間を増やします。

庭木や石垣についたノキシノブは風流として捉えられることが多いようですが、自分には、ムーミンに出てくるにょろにょろに見えて少し面白く思います。

比較のためにノキシノブを探してみましたが見つけられなかったので、見つけたら写真を撮って見比べてみようと思います。

Byタカダ

 

 

 

 

 

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本牧山頂公園

日曜日、出かけたついでに少し足を延ばして本牧山頂公園に行ってきました。
横浜市民マラソンと生憎の曇天、公園はいつもより人も少なく、相棒とのんびり散歩してきました。
今時期は寒緋桜がちょうど見頃。
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↑寒緋桜

私的にはここの目玉は横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)ですが、毎年タイミングが合わずに見損ねてきました。
今年こそはと早々に出向きましたが、やっぱりこの蕾の状態だと開花は3月下旬~4月初旬が見頃になりそうですね。
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↑横浜緋桜

ちなみに横浜緋桜の生みの親は横浜市港北区にお住まいの白井さんという方で、
寒緋桜(別名:緋寒桜)と兼六園熊谷の交配種で、平成9年に品種登録された最初の原木を中区政70周年のお祝いに寄贈されたそうです。

公園にはその他にも登りたくなるような大木が沢山あります。
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実際、子供たちが当たり前のように木に登っているのをちょくちょく見かけるので、
微笑ましいと同時に自分も登りたくなる衝動に駆られたりします。(^凹^)

横浜緋桜の咲く頃にまた行ってきたいと思います。

by Qちゃん

一生のお付合い?

こんにちは。新入の”うめ”です。

今年も私の部屋にある”金の成る木(園芸名:花月)”に花が咲きました。
星の様な形をした薄紅色の可愛らしい花です^^
学生時代に私に訪れた「多肉植物ブーム」の際に、我が家にやってきて十数年。
手のひらサイズだったものが、今では背丈50cm位の立派なお姿に。
近年、花を咲かせてくれるようになりました。
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蕾が出ているのに初めて気づいた時は、「どの様な花が咲くのだろう?」と
非常にワクワクしたのを憶えています。
大げさかもしれませんが、十年を越えて初めて表れた変化だったもので・・・。

水やりと植替えくらいですが、長いお付合いの末に可愛い花を見せてくれるようになった
“金の成る木”。寄せ植えしてある多肉植物たちと共に、癒しの時間を与えてくれています^^
お金は与えてくれませんが(当たり前か・・・^^;)

–多肉植物たち–
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(追記)
“金の成る木”の花言葉、「不老長寿」。
ポロポロと落ちた葉から根が出て、順調に増殖中。。。
ある意味「不老長寿」でしょうか?。これは一生のお付き合いになるかも?
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By うめ