ハチが活発に活動する季節。
数日前、皆にポイズンリムーバーを支給した。
蜂に刺された際の応急処置として毒液を吸い出すための器具だ。
歳を取ると勘というか予感のようなものが鋭くなるのか、
そろそろ事故が起こりそうだなぁとか誰かケガしそうな予感がするなぁとか
思う時があり、こういうものを支給したり気をつけるように話をしたりするのだが、、、
「社長が注意喚起すると事故が起きる」と言う者もいて
変なジンクスみたいになってもいる。
「転ばぬ先の杖」と思って先手を打っているつもりなのだが
私が不運を呼び寄せているのかもしれない。
かといって嫌な予感がした時にそれを出さずに あとで悪いことが起きたら
それはそれでまた後味が悪かろう。
で、結果がどうなるかというと、
今日現場でアサミがスズメバチに刺されてしまった!わけで、、、。
鼻と頭を刺されて大騒ぎ。
アナフィラキシーショックも心配だったので病院に連れて行き
大事には至らず良かった。
与えたばかりのポイズンリムーバーが役に立ったことは言うまでも無いが
心中は複雑である。
石積みの中に巣があるらしく、石の隙間からハチが出入りしていたので
すぐそばで作業していた私にもハチの出所がなかなかわからなかった。
アシナガバチのように巣が露出しているとわかりやすいが
オオスズメバチやコガタスズメバチなどの系統は厄介である。
気をつけていてもやられるときはやられるのだが
白いタオル一枚かぶっていれば少なくとも頭は刺されなかったかもしれない。
「転ばぬ先の杖」は物では無く「心がけ」。
なぜすぐそばに居た私が刺されなかったかって?
そりゃあこの白髪頭ですからハチも寄って来やしません。(By K)