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天然石素材の良さ

社長のKです。

13年前(2003年)に造園して以来、ずっと庭木の管理をさせていただいている現場。

2003年

2003年

2003年竣工

2003年竣工

今では庭の木もずいぶん大きくなり、真砂土舗装にもコケが生えています。

そんな中にあって、石積み達(インド砂岩切石、錆御影ピンコロ)はあまり変わっていません。
渋い風情になってはいますが悪い意味での”経年変化”はほとんどありません。

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2016年現在

2016年現在

2016年現在

やっぱり石はいいなぁ と思う次第であります。 と いうのも、、、

今回お客様からご依頼があったのは、玄関前の階段の改修工事なのですが

段鼻タイル破損状況1

段鼻タイル破損状況1

段鼻タイル破損状況2

段鼻タイル破損状況2

この外構工事は弊社でやったのではないので、施工時に問題があったのかどうかは定かではありませんが、前述の造園工事より前に出来ていたのですからもう15年は経っているでしょう。
長い間にタイルと下地コンクリートの間に隙間が生じ、そこに侵入した水が凍って膨張したりすることで割れてしまったのではないかと思われます。
施工上の問題というよりも人造物としての耐用年数の問題かもしれません。

今回タイルや浮いているモルタルを削ぎ落として、天然石(石英質:エルドラドクォーツ)で貼り直すことになりました。
昨日と今日の2日作業でした。

施工前

施工前

はつり作業

はつり作業

石の割り出し加工

石の割り出し加工

目地詰め

目地詰め

完了

完了

この石は鉄平石などに比べると経年変化は早いですが、加工しやすく洋風に合います。

こういう仕事ってかがみ続けで腰は辛いですが、やり終えた爽快感は気持ち良いです。
今後も庭木の手入れにうかがうたびに緩やかな経年変化を楽しめることでしょう。(By K)

人工芝貼り工事

寒中人工芝貼り

昨日完了した工事です。3日前に現場到着した瞬間にあ然、、、。snowimg_4870

北国の方々には笑われてしまいそうですが、こちらでは雪には不慣れでして(現場:東京都)、、、。

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まずは雪かきからです。

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整地して砂を投入するのですが、霜柱で地面が浮き上がっているので不陸なのか霜柱のせいなのか
見分けが難しくてなかなかレベルがビシッと決まらず苦労しました。

人工芝下地

人工芝下地

防草シートを下貼りします。

これは人工芝の水抜き穴から雑草が出てくるのを防ぐためです。

石の際からも雑草が生えやすいのですが、防草シートをきちんと端まで貼るのは不可能なので
石の際などの細部は真砂土舗装をしておきます。

防草シート

防草シート

人工芝貼り

人工芝貼り

いよいよ人工芝を貼っていきます。

直線、真四角なら簡単なのですが、自然石の縁などは合わせて切るのが大変です。

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そして完成です。広々として除草作業から解放されてお客様も大満足です。

人工芝完成

人工芝完成

人工芝完成

人工芝完成

今回使用した人工芝は「(株)花とみどり社」の「ネオグリーンNeo Greenという製品で、芝高さ20ミリのものです。
いつもは30ミリを使っているのですが、技術的には20ミリの方が難しいと感じました。

 

毎日寒くて大変でしたが天然の芝貼りだったら絶対こんな時期には施工出来ませんから、仕事が成り立つことに感謝すべきですね。(By K)