母2

春、待たずして

 

いつもの様に寒い朝

おぉ~ 寒っ

 

その日は婦人大学の日で朝から夕方まで家を空けていました

 

 

 

帰り道

 

ヒヤシンスを買いました

ヒヤシンスを手にするのはもしかしたら球根栽培した頃、以来かも~~~

 

母5

 

 

 

 

そんな時に一報が入りました

 

 

 

施設にいた母が救急で入院したというのです

 

 

 

慌てて家に戻り主人と車を走らせました

夕方の高速道路は大阪市内に入る車で渋滞しています

 

 

その間にラインが飛び込んできます

 

弟も今、駆け付けたところで状態が分からないと。

 

 

 

 

呼吸困難で運ばれたようですが肺炎らしく酸素マスクと点滴で様子を見るという事でした

 

 

車が進まない苛立ちを覚えながら。。。。

 

 

ナビでは後、30分

 

 

 

 

 

。。。。危ない

 

 

 

 

30年前に逝ってしまった父の最後も私は立ち会うことが出来ずでした

 

そして、母の最期も。。。。

 

 

 

 

 

 

享年91歳

 

人は大往生と言います

 

 

 

 

 

昨年の夏の終わり腹痛を訴え検査すると膀胱結石と分かりました

それも3センチ大になっており年齢、体調からも手術は死期を早めると言う見解で痛みを取る治療になりました

 

 

本当に我慢強い母でした

 

 

痛み止めもMaxになり、何もしてあげることが出来なく見ているだけで本当に辛い日々でした

 

食事の量も徐々に減り。。。

 

 

 

「もう、楽になりなさい」と父が呼んだのでしょうか?

 

 

 

毎年、桜の季節になると今年も見れて良かったと思うのですが。。。。

母1

 

 

 

 

 

 あなたの後ろ姿は決して忘れません

 

贅沢もせず、ひた向きに歩いてきた人生

 

 

 

私もあなたの様に子供たちに後ろ姿を残せるだろうか?

 

 

「ありがとう」

「あなたの娘で幸せでした」