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京都研修旅行

こんにちは、ゴトウです。

先日、神奈川造園業協会戸塚支部(青年部)の、研修旅行で京都へ行ってきました。

人生初の京都、一度見てみたかった、龍安寺に行くことにhappy02

龍安寺は、室町末期(1500年頃)細川勝元によって、創建されたと言われています。

著名な枯山水の石庭は、諸説あるそうですが、作庭者は不明

DSC_0631枯山水の石庭sign03

石庭は、幅25m奥行き10mのおよそ75坪ほどの敷地に白川砂を敷き詰め、15個の石が5、2,、3,、2、3、と一見無造作に据えられています。この15個の石、庭をどの角度から眺めても必ず1個の石は他の石に隠れて見えないように作られているそうです。東洋の世界では、15という数字は完全を表す数字だそうで、15個ある石が完全に見えないという事で、自分はまだ完全ではない、満ち足りた存在ではないという謙虚さを見る人に教えてくれているようです。

DSC_0641菜種油を混ぜて作られた油土塀sign03

時の経過による油の変化が、独特な風合いを醸し出していますねgood

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銭型の蹲は水戸光圀の寄進と言われています。

蹲踞は、中心が四角くなっており、中心の口を共用して、吾・唯・足・知(ワレタダタルヲシル)と読める様に、なっています。その意味合いから

石庭の石が、「一度に14個しか見ることができない」ことを「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めの意味がこめられているのだとか。

禅の教えは、日々の仕事、生活にも通じているのですね、慢心せずこれからも頑張ろうと思いましたsign01