月別アーカイブ: 2016年2月

only わん

こんにちは。 Qちゃんです。(自分にちゃん付けするなっ!ってツッコミはさておいてbleah
今日は私の相棒を紹介いたします。
5月に11歳になるボーダーコリー楓太(ふうた)♂。

ボーダーコリーと言うと、牧羊犬、頭が良い犬ランキング1位やアジリティ(トンネルをくぐったり、
ハードルを飛び越えたり)やディスク(フリスビーをキャッチする競技)で活躍していますが、
認知度は低いようで、よくシェルティ(シェットランドシープドッグ)に間違えられます。
まあ、犬に興味がない方にはどっちもどっちですかね(^_^;)

この犬種、自分で考える力を持っているので、あの手この手で悪さをやってのけます。
冷蔵庫を開けて鶏肉1kg完食したり、サッシの鍵を開けて通行人にご挨拶したり。
その能力を飼い主のサポート方面に使って欲しいと日々思うのですが・・・
毎日が奇想天外、1人と1わんですが、笑いの絶えない家庭です。IMG_0212
楓太の後方に写っている寄せ植えは、昨年、知り合いの新居祝いに作成したものです。
IMG_0211
オリジナルのわんこトピアリーを作成し、小枝でできた既製のハート型のフレームから覗かせています。
植物はプミラとアイビー、作成した当初は15センチ程度の苗でしたが、アッという間にフレームを覆いつくそうとしています。

大変気に入ってくださっており、来客の方々にも好評のようです。
どちらも私の大切なonly わんlovely

ハサミムシ

タカダです。

この間作業中にハサミムシを見つけました。
DSCN0412

子供の時に見ていたアニメか何かで登場してくるハサミムシのキャラクターがかっこよくて好きだったこともあり、よくつかまえて遊んでいたのを思い出しました。

今見てもこのハサミがかっこいい!
DSCN0414

久しぶりに見たのでグローブをはずして鋏まれてみました。
何とも言えない感じの刺激でした。
チクッとしたかな?くらいの痛みです。
このハサミを使い小さな虫を狩ったり敵を威嚇したりするようです。

主に湿った場所を好み石の下や土の中に生息している虫で、お庭やお風呂場などで見ることもある人間との距離が近い虫です。

見た目から害虫として見られる事も多い虫ですが、シロアリなどの害虫を食べてくれるので庭で見つけても駆除しないほうがいいようです。

この写真のハサミムシは、ハマベハサミムシという種類です。

オスかメスかの見分け方は、オスのほうがメスよりハサミの曲りがきつく翅がないようです。

今回出会ったハサミムシはオスだとわかりました。

しばらくすると、自分で土の中に帰っていきました。

DSCN0449

 

byタカダ

img_5603

文化財保護活動

社長の木下です。
大げさな表題を付けてしまいましたが、要は伝統技術を錆びさせない為の勉強会です。日曜日に横浜マイスターの大胡周一郎(「植周」)さんが主催する活動に参加しました。
京急線「富岡駅」より徒歩3分の所にある「旧川合玉堂別邸二松庵」表門脇の建仁寺垣のやり替えです。

旧川合玉堂別邸二松庵

旧川合玉堂別邸二松庵

旧川合玉堂別邸二松庵

旧川合玉堂別邸二松庵

観光協会のホームページでは
”日本画の大家・川合玉堂の富岡の別荘です。 約2000坪の回遊式庭園をもち、
その庭に古い黒松が2本あったために二松庵と名づけられました。
この別邸は数寄屋造りで画室としての機能を備え、 玉堂により大正6年ごろに新築されたもので、
造園は地元の庭師「植周」が玉堂の意向を生かして作庭しました。
玉堂は昭和10年ごろまで毎年、夏冬をここで過ごし、多くの作品を描きました。”
と紹介されています。

10年ほど前から私はこの場所での活動に参加しており、袖垣や土橋、流れの改修などに関わってきました。
以前は門をくぐって階段を上がった所に数寄屋造りの建物が有り、画伯の作品も展示されていましたが、2013年10月16日早朝の不審火により全て消失してしまいました。大変残念です。

2008年に玄関土間の三和土(たたき)と縁丸太のやり替えをした時の場所が、、、

玄関土間の三和土

玄関土間の三和土

img_5611

今は見る影も無く 切なくなります。

せめて今残っている表門まわりだけでも当時の姿を残すため、材料も技法も当時のまま忠実に再現することがこの勉強会の意義であると感じています。

建仁寺垣改修施工前

建仁寺垣改修施工前

建仁寺垣解体

建仁寺垣解体

建仁寺垣胴縁

建仁寺垣胴縁

建仁寺垣

建仁寺垣

 

建仁寺垣 表

建仁寺垣 表

今回はここまで。また来週の日曜日に続きをやって完成予定です。
それにしても休みを返上してこういう勉強会に参加してくる若手造園家達には頭が下がります。
出来る人ほど努力しているものですよね。(By K)

1週間後の2/28(日)、竹垣修復が完了しましたので追記しておきます。

IMG_6065

建仁寺垣完成

建仁寺垣完成

土間打ち ステンシル工法

こんにちは、ゴトウです。先日、置き場の量水器ケースを取り替えるにあたって、土間の打ち直しをしました。

img_5561

今回は、自分の練習も兼ねて、ファンタジーコンクリート工法の一つ、ステンシル仕上げをさせてもらうことにsign01

ファンタジーコンクリートとは、アメリカやオーストラリアの景観土間仕上げ工法で、デザイン性、耐久性、作業性、低コストと、4拍子そろったコンクリート床仕上げ材です。

ステンシルコンクリートは、特殊な型紙を使用してレンガや、石目の模様をコンクリートの打設と同時に仕上げる工法で、コンクリートと一体の為タイルや石の様に、剥げたり浮いたりすることもなく、とても耐久性に優れています。

DSCN7004

石の乱張りの型紙を使用し、マス部分を切り取り、用意しておきます。

DSCN7010

既存の土間をはつり、コンクリートを打ち終えた所に型紙を張りつけ、カラーハーデナーと呼ばれる色付きのセメントを散布していきます。コンクリートが乾くと大変なので、大忙しsign01

img_5577

ハーデナーを散布し終えやっと一息sign01

img_5585

少し乾いたら、型紙を剥がしていきます。

img_5586

シーラーを塗布して完成sign01

img_5851

土間の打ち方、型紙を張るタイミングやハーデナーの使い方など、普段現場で手元として働いていても、実際に自分でやってみないと判らないことが経験でき、大変勉強になりました。(By ゴトウ)

暖かくなーれ

こんにちは。新入の”うめ”です。

最近よくお伺いする現場で、お気に入りの花があります。
それは「クロッカス」です。
地面近くに背を伸ばすでもなく咲くところが、なんとも控えめで可愛らしい。
IMG_6640

花びらが大きく開かないところも、これまた控えめで可愛いです。
IMG_6641

さてこのクロッカス、花が良く開く時と開かない時がある事に気づきました(今更ながら^^;)。
どうやら「晴れの日は良く開き、曇りの日はあまり開かない」模様。
また、晴れの日でも「日当たりが良くなると開き、日影になると閉じる」傾向にある様です。
この事から『花の開閉には「明るさ」が関係しているのかな?』と思っていたら、違いましたっ!

クロッカスの場合、花の開閉には「温度」が関係しているみたいです。
「花を光を通さない素材で覆い、暖かい所に置いたら花が開いた」という実験結果がある様です。
つまり「日光を浴びて温度が高くなると開き、曇りや日影では温度が低くなるので閉じる」という事だったんですね。
ちなみに私のお気に入り高山植物、富山県立山に咲く「タテヤマリンドウ」も同様でした。
DSCF7541

DSCF7369

植物も動物の様に色々なものを感じながら生きているんですね。
元気に花開いたクロッカスが見られるよう、暖かくなーれ^^

(追記)
黄色いクロッカスの花言葉「私を信じて」。
「私を信じて」・・・。いつの日かこの言葉が言える様頑張らなければ^^;

By うめ

img_5442

タカショー首都圏ショールーム

いつもブログの場を提供していただいているので、たまにはタカショーさんの宣伝を。

昨日、埼玉県北戸田にある首都圏ショールームで行われた新商品の研修会に参加しました。
2階にある広い会議室に80名余り。
img_5446

新商品の説明や施工事例、松下高弘先生の講義など内容盛りだくさんの3時間半でした。
img_5445img_5448
img_5490img_5474

ここは昨年出来たばかりで、ショップやカフェを併設したオシャレなショールームです。
建物周りのガーデニングや屋上ガーデンも素敵です。
img_5486
img_5485

カタログを見ているだけではわからない質感や色はやはり商品に直接触れてみるのが一番。
お客様にもお薦めしたいショールームです。

また花々が咲く頃寄ってみたいな。(By K)

 

夏みかん抜根

こんにちは。新人の”うめ”です。

先日、丹沢山で春を待ちわびる木々達に、”生きようとする強さ”を感じましたが、
仕事においても、木々達の”生きようとする強さ”を感じた事がありました。
それは、夏みかんの抜根をした時の事です。

DSCN6949

木を引抜く為に「幹の周囲に穴を掘り、現れた根を切る」事を繰返していきます。
が・・・、多くの根や、スコップで掘下げられない隙間に太い根があり、
抜くのに大変苦戦しました。
それと同時に、地中の世界を殆ど見た事がない自分にとって、限られた空間で一生懸命
根を伸ばし少しでも栄養を得ようとしていた姿に、”生きようとする強さ”を感じた
時間でもありました。

DSCN6957

ところでこの夏ミカンの木、お客様のお爺様が食べた夏みかんの種を蒔いたところ、
立派に成長したとの事です。
お客様も名残り惜しいのか、しきりに抜根の作業をご覧になっていらっしゃいました。
「お庭の木々には、そこで生活をされている方々の思い出が詰まっている」・・・、
木々を生かすご依頼はもちろん、木々とのお別れをお手伝いするご依頼であっても
この事を忘れずに、木々に優しく丁寧な仕事が出来るよう励んで参りたいと思います。

(追記)
夏みかんを現場で丸ごと1個かぶりつきました(もちろん休み時間ですよ)。
程良い酸味が疲れに効いて、とても美味しかったですっ^^/

夏みかん

by うめ