毎年この季節になると、竹林を所有している友人からタケノコを頂きます。
日中、「玄関にタケノコ置いておきますね〜」とメールが入って、
仕事を終え家に着くとカゴに入った大量のタケノコとご対面するという案配です。
せっせと掘って処理しきれないとのことでお裾分けをありがたくお相伴にあずかる次第です。
放っておくと繁り過ぎてしまう竹林、
タケノコのうちにある程度抜いておけば竹になってしまってからわざわざ伐採しなくて済むし、
おいしく食べられるしということで一石二鳥のようです。
画像の通り、このタケノコは細め。
通常のあの太いものは「孟宗竹」のタケノコでこちらは「真竹」。
私たち植木屋には馴染みのある、植木の支柱にしたり、竹垣を作ったり…
と和風庭園には欠かせない存在です。
(厳密には孟宗竹並みの真竹もあるので太さで見分けるものではなく、節の形状で見分けます。)
このタケノコ、孟宗竹よりもアクが少なく、おいしいのですが
細い分、大量に処理するには皮をむくのが大儀です…
でもおいしい物を食べるためには対価を支払わねば!と気合いを入れて頑張ります
とは言え、毎年やっているとコツが掴めるもので、今では割とサクサクできるように。
上下を切り落として、
上から1/3ほど切り込みを入れたら
あれば糠と一緒に煮て、水に晒しながら余計な皮を剥げば水煮の出来上がり♪
普通に若竹煮や土佐煮でもおいしいですが、薄切りにしてにんにく、ごま油で炒めて中華だし、お酒、胡麻、鷹の爪を入れたメンマ(?)が最高です
雨後のタケノコ…そろそろまた「置いておきますね〜」のお声がかかりそうです。
(by M)