先日、実家の帰り道、山形県鶴岡市のレストランイルケッチャーノで夜のお食事をいただきました。本当は本家のアルケッチャーノに予約を入れたのですが、こちらは満席で、この時期は同じ食材でイルケッチャーノにも席を設けることにしたのでいかがですかと勧められました。
アルケッチャーノの外観はドライブインみたいで微妙・・といつも思うのですが(スミマセン)、県外のファンが多数で「食べるなら絶対夜!!」との友人の言葉通り、素材をしっかり感じるお料理でした。
メニューには今が旬の山菜が沢山使われ、本来の香りを損なわない調理で、地元の食材の特徴を知っている「庄内の人」のお料理でした。さらに共感できたのはメインが出た時です。
「お肉のトッピングとソースは熊本産のごぼうを使っています。」とのこと。もちろん庄内のごぼうも美味しいし、当然その方が割安ですよね。でも熊本産のごぼうを使う。
熊本を応援したい気持ちはみんなにあります。では自分たちの生活の中でできることは何か?きっとそれは気持ちを向けること、遠くても忘れないことのように思います。
暮らしの中でできることをできる形で。くまモンのシールでもいいし、ごぼうでもいい。
実家に帰った目的はお見舞いだったので、いろいろ思うところがあり、その日はちょっとため息をつきたい気持ちでした。でも立ち寄ったことで少しリセットでき、仙台へ夜の道を帰りながら、いろんなことを思った夜でした。