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鄙茅

景色がご馳走

四日市で用事を済ませてから、翌日、伊勢神宮にお参りを、Tさん・Yさんと私達夫婦の四人で行くことになりました。 一週間前に京都で、一緒に焼き鳥を食べたばかりで、ふたりは京都に戻る前にね私達は賢島の宿に宿泊する前にお参りでした。 その時のことは次回という事で、今回は、伊勢の山の中に、昨年の11月にオープンしたばかりの鄙茅さんの話です。

三重に行くことは、だいぶ前から決まっていて、私達の大好きな草如庵に食事に行ったときに、三重出身のご主人に、何処か美味しいお店はありませんかと尋ねたら、三重は石井ものがあまり無いかになぁと言ったのですが、それでも探してあったら連絡をくれると言ってくれました。
そんな話を、すっかり忘れていましたが、 知らない番号の着信があり、草如庵のご主人が、言った事はないけれど、「鄙茅」が、いいらしいと情報をくれました。 草如庵のお勧めなら間違いがないと信頼しているので、賢島からの帰りに立ち寄る事にして予約を入れておきました。

鄙茅の駐車場からの眺め

茶畑の向こうに見える鄙茅

ナビを入れましたが、見当違いの場所に案内をされ、お店に何度も電話をして場所を確認しながら向かいました。 本当に、こののどかな田舎にお店があるのだろうか、民家が終わったあたりに駐車場向かう、砂利道があり、どうにか到着。
駐車場から見たお店は茶畑の向こうにあり、目の前に広がる景色には茅葺の屋根の鄙茅しか見えません。

鄙茅ののれん

鄙茅ののれん


鄙茅 お湯を沸かす釜

店内に入ると お湯を沸かしている釜があります。

のれんを潜ると、広い空間があり、人は居ませんでしたが、慶応元年、150年前に創業した甘露煮の「うおすけ」が150年を迎えた昨年の11月にオープンさせてお店です。
階段を上がったすぐのところにお湯を沸かす釜があり、赤福でも見た釜に似ていました。
外の静けさとは、違い、店内は、満席で、かなり賑やかでした。 予約を入れてあったのですぐに案内をしてもらえましたが。

席から見える宮川の流れる里山の風景

席から見える清流宮川の流れる里山の風景。


清流 宮川の風景

席から見える清流宮川の流れる里山の風景。


清流 宮川の風景

席から見える清流宮川の流れる里山の風景。

席に着くと、目の前が大和の国と伊勢の国の境から流れ清流の宮川が眼下に広がっていて、この景色を見ているだけでも心が、いっぱいになりました。 宮川は流れて伊勢湾に向かいます。一万坪ある敷地に畑と宮川・里山が見え、川の上を獲物を探してトビが飛んでいます。

鄙茅 最初の一品

季節を感じさせる差所の一品

景色に見とれていると、最初の一品が運ばれてきました。
わらび、雲丹・貝柱と旬の食材を入れた料理。

豆のスープ

豆のスープに葱

続いて出てきたのが、スナックエンドウを入れて4種の豆のスープに葱が入っていました。

鰆にプランツ・つくし

鰆にプランツ・つくし

鰆にプランツと、つくしの料理

鄙茅の八寸

鄙茅の八寸

鄙茅の八寸は、筍の木の芽和え・蛸・そらまめ・などが桜の枝を添えて出てきました。
なんだか草如庵に似ているような

焼き魚は太刀魚

焼き魚は太刀魚と玉葱

焼き魚は太刀魚で、玉葱が添えてありました。

土鍋御飯

土鍋御飯

御飯は土鍋で出てきました、ますます似ています。 
御飯は筍御飯に、昆布を揚げて焼いたものを乗せ、鶏肉も入っているようでした。

鄙茅のデザート

鄙茅のデザートはういろう

デザートは、塩漬けされた桜の葉に包んだういろうでした。

外には、誰も見当たらないのに、広い駐車場は満車で、店内も満席、平日でしたが、綺麗に装った人達でいっぱい、この景色には似合わない繁盛振りでした。
美味しい料理でしたが 草如庵が凄すぎるのかな。

宮川を望む景色

宮川を望む景色

山里にある鄙茅

山里にある鄙茅