庭に何本か樹を植えていますが、強制的に葉を取る樹があります、 先日は、樹に登り落とせるだけ葉を落としたマロニエ、それからもう一本クロモジの葉を強制的にモギリ取ります。 マロニエの葉をおとした時にも、クロモジの葉を少し取りましたが、まだ緑色の葉は取りづらいので残してありました。
クロモジの葉を枝先に出ている新芽を指で押さえて葉を取らないと、新芽まで取れてしまうことがあるので、気を使いながら取っていくと、結構時間が掛かります。少しでも落ち葉拾いが楽になるように。
クロモジの名前を聞いて、すぐに連想するのが和菓子が出てくるときに付いている楊枝です。この楊枝はクロモジの枝で作られている楊枝です。 クロモジ(黒文字)はクスノキ科で、この樹皮に黒い模様がある事からクロモジと呼ばれるようになったようです。 この木が楊枝に咲かわれるようになったのは、かなり昔の事です。枝に弾力性があり香りも独特なさわやかな香りがするので使われるようになったようです。
クロモジの楊枝の画像を自分の撮った写真の中から探して見ましたが、以外に多くは有りませんでした。こだわりが無いと、何度でも使えるフォークや使い捨ての爪楊枝に比べると高級品です。5本入りで900円ぐらいのものが一般的なようです。
善光寺の常光院で精進料理を頂いた時の、最後に登場するお菓子にはクロモジがありました。
近江八幡の「たねや」の食事後のお菓子モクロモジでした。
小布施堂の食事後の抹茶とお菓子にもクロモジでした。 探せばまだあると思いますが、気のせいなのかクロモジの楊枝が出てきた処の料理はどれも美味しく感じました。
春のうちの庭で咲いたクロモジの花です。 毎年、よけいな枝は切り落としていますが、今度は、自分で楊枝を作ってみようと思っています。