戸隠鏡池。 現在は長野市になりましたが以前は戸隠村で標高は1000メートルを超える高地にある村です。 戸隠連峰を望める場所に鏡池がありますが、私が子供達を連れて鏡池に行っていた頃は、人影もまばらで、この場所の自然を独り占めにできるような感じで訪れる人もあまりいませんでした。 それが今では、県外からも時には観光ツアーになって大勢の人々が来るようになりました。
雨が続いていて、やっと雨が上がり出かけていった戸隠鏡池、いつもの今頃の季節は紅葉が綺麗なのですが今年は今一で赤や朱色が少ないようです。湖面に戸隠の山が写り、これが鏡池の名前の由来です。 池の入り口には熊出没の看板が立っていますが、依然、きのこ採りに来た時に熊に出くわした事があります。
戸隠には宿坊が多く、宿坊群としては全国初の重要伝統建造物群保存地区に指定されている他に、戸隠そばでも有名な場所です。 戸隠に到着した時は昼頃で、どの蕎麦屋の駐車場も車がいっぱいで食べようと思っていたお店の前には長い行列が出来ていました。
食事時間をづらして鏡池を見てから宝光社にある蕎麦屋さんに行きました。お店に入って食べたのは初めてでしたが、昔、生蕎麦を友人から頂いて食べたことがありました。
戸隠蕎麦は、上質な霧下蕎麦粉と美味しい水を使用して、根曲がり竹で編まれたザルに、ぼっち盛りされているのが特徴の蕎麦です。 ぼっち盛りとは、山・川・森といった自然を作り出した神様ダイダラボッチにちなんで付けられたとか、ざるの上に蕎麦を五つにして盛り分ける、これが戸隠蕎麦の盛り付け方で戸隠にある神社五社にちなんでいるようです。また、ぼっちを感じで書くと法師又は坊主と書きますが、昔から戸隠は修験の山で多くの人々が修業に来ていたことにより付けられたのではとも言われています。
本来は十割蕎麦が好きなんですが、戸隠蕎麦は、蕎麦の甘皮を取らずに挽く、挽きぐるみも特徴で、挽きぐるみだと二八でも美味しく食べられます。
蕎麦を注文するときには、添付も一緒に頼むことが多いです。
蕎麦団子も頼みました。戸隠では、蕎麦以外にそば粉を使った料理が幾つかあります、蕎麦がき・蕎麦せんべい・蕎麦団子などがそうなのですが、どちらかと言えば蕎麦が苦手な嫁さんも、こういったものは喜んで食べます。
きのこに大根おろしを乗せた、おろしきのこ、この季節だと食べたいもののひとつです。