五島列島 教会巡りの旅の続きです。
最初の教会は堂崎教会 県指定有形文化財
1908年に建築された教会で建築の資材の一部はイタリアから運ばれ、
内部は木造で色ガラス窓、コーモリ天井の教会堂建築になっています。
コチラの教会のレンガ組もとても繊細で美しく、見とれてしまいました。
内部は撮影禁止の為お写真は無いけれど、と~~~っても美しかったです。
加えて、現在は弾圧の歴史や資料を展示する資料館として公開されているので、
その歴史を目で見て肌で感じることが出来、少しだけだけど、
五島の信徒さんたちの信仰に対する熱い想いと強さを感じる事が出来ました。
そして、次の教会は半泊教会
エッ、何処に教会が?と思ってしまったのですが、
奥に入ると一見民家にしか見えない建物が見えてきます。
この教会も鉄川与助で工期3年を経て大正11年に完成したようです。
しかしビックリなのはその一見民家にしか見えない外観からは想像つかない可愛い内観で、
白い壁に水色で縁取りされた清々しい空間が広がっていました。
そして、次の教会江上天主堂
コチラの教会も鉄川与助の設計施工で大正7年に完成した教会なのですが、
海の側のこんな場所に?と一見その存在が分からないほど
緑の木々が生い茂った先に建てられており、
その木々と白い壁に水色の窓の可愛らしい組み合わせのギャップが
一層その存在感を引き立てて見えました。
建物の構造は、湿気を避けるために床を高くし、リブ・ヴォールト天井(コウモリ天井)に加え、
柱には手描きの木目模様、窓には花を描いた透明ガラスを工夫していることなどが特徴です。
残念ながらお写真は禁止だったのでパネルをパシャリ。
そして最後の教会は旧五輪教会
1881年建立の旧浜脇教会が1931年の建替えのとき、五輪地区に移築された教会です。
現在は老朽化のため1985年(昭和60年)すぐそばに五輪教会が新築され、
教会の役目を終えています。
外観はまるで一軒家のような佇まいですが、
内観は板張りのリブ・ヴォールト天井による空間構成、ゴシック風祭壇など、
本格的な教会建築様式となっています。
この教会も又その歴史の深さと教会建築の美しさを感じられる素晴らしい教会でした。
今回、五島列島の教会巡り全制覇は出来ませんでしたが、
機会があれば、見られなかった教会も是非足を運びたいと思える旅でした。
又行くことが出来るなら、余裕をもってゆっくり回れたら嬉しいな~♪(´▽`)